【みらいzoom52】2022年の総まとめ〜GOOD&NEW〜
2022年12月28日 更新
みらいずworksの小見まいこです。
2022年が幕を閉じようとしていますが、みなさんにとって2022年は、どんな一年でしたか?
北京冬季五輪・パラリンピックから始まり、新潟県民としては平野歩夢選手の金メダルに湧いたのも束の間、ロシアのウクライナ侵攻などにより、不安や悲しみが増しました。
コロナ感染拡大に加え、さらに予測不能で見通しがもてない世界情勢となった2022年。
今の当たり前の暮らしが尊く、ありがたいことを実感しました。
そして、世界中の子どもたちが安心安全で、自分の学びたいことを学べる環境であることを祈った1年でもありました。
みらいずworksとしては、おかげさまで11年目を迎えることができました。
1年、1年、活動を積み重ねて来られていることは、ひとえに皆様のご支援、ご協力のおかげです。
心より御礼申し上げます。ありがとうございます!
この一年で、みらいずworksとして生み出せた価値を一言で言うと、【地域学校協働のサポート力アップ】と【家庭教育アップデートへのチャレンジ】です。
新潟県内では、新潟市、長岡市、魚沼市の小中学校がコミュニティ・スクール(運営協議会を設置した学校)になったことから、学校、地域、保護者、運営協議会委員向けに研修をさせていただきました。
全国の地域と学校の協働の促進に役立ちたいと、テキストとガイドブックを発行しました。
それらのツールに基づいた、運営協議会委員向けの強化研修を全4回開発し、魚沼市で実践。参加された委員の皆さんの意識や意欲、技能の向上に手応えを感じました。
また、『探究school つくつく』を開塾したこと、学校として保護者対応が重要課題になっていること、コロナ禍により家庭の孤立が問題視されていることなどから、家庭教育の重要性を感じました。
そこで11月から 『オンライン子育て学びカフェ』をスタートさせ、保護者のみなさんと勉強会や対話会を共にしています。
保護者のみなさんからは「子どもが自己決定できることを見守る」「失敗からの気づきを見守る」など、一旦立ち止まり、自分の子育てを見つめ、固執していていた考えを手放し、必要な見方や考え方をアップデートする機会となっています。
現在は、新潟市内の小中学校の保護者に対してアンケート調査を実施しています。
実際に保護者が抱える悩みや困り感に寄り添いながら、親も子どもも幸せになる家庭教育や子育てを目指して、支援のあり方を考えています。
さて、毎年恒例となった【1年間の「GOOD&NEW」】を5つに絞って、ご紹介します。
① 【地域学校協働のサポート力アップ】協働にまつわるテキスト&ガイドブックを発行
みらいずTEXT SERIES2「協働デザイン入門 -地域と学校とともに学びをつくる-」、コミュニティスクールガイドブック「私たちのコミュニティ・スクールのつくり方 〜初めて実践する学校・地域の方へ〜」を発行しました。
6月に発行した「コミュニティ・スクールガイドブック」は、無料ダウンロード数130件、冊子は150冊販売し、全国各地の行政や学校管理職、運営協議会委員などの皆様にご活用いただいています。
テキストとして活用した研修も新潟県内あちこちで企画、運営させてもらいました。
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☆詳しくはこちらから
【みらいzoom】「協働デザイン入門-地域と学校でともに学びをつくる-」を発刊
【みらいzoom】コミュニティ・スクール(CS)ガイドブックを発行しました
【みらいzoom】わかりあえないを超えて、 家庭も巻き込んだコミュニティ・スクールをつくろう
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② 【家庭教育アップデートへのチャレンジ】オンライン子育て学びカフェ本格実施
家庭教育の重要性を感じたことから、11月から「オンライン子育て学びカフェ-子どもの力を引き出すコミュニケーション-」をはじめました。お昼休みの50分で月に1回ずつ勉強会と対話会をするという仕組みです。
「家庭でできるキャリア教育」や「子どもの強みを伸ばす働きかけ」などについて学び、家庭での具体的な取り組みや困り感などについて対話を深めています。
また、現在新潟市内36校の小中学校の保護者にアンケートを実施しています、今年度中に子育てに関する悩みや支援策について調査報告をする予定です。
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☆詳しくはこちらから
【みらいzoom】子育て学びカフェで目指すこと
【みらいzoom】保護者が自分を見つめる、自分を大事にする時間を
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③ 【社会・家庭教育での探究促進】探究school「つくつく」をスタート!
「探究心」や「自らつくりだす力」が育くむ機会として、『探究school つくつく』を毎週1回実施しました。
「プロダクトデザイン」「絵本作家」のプログラムを体験した子どもたちからは、
「普通じゃない、ものの枠にとらわれない考え方ができるようになった」
「考えることが楽しくなった」
などの声が生まれています。
2月からは「YouTuber」になりきって、動画をつくりながら、表現力や自らつくりだす力を高める予定です。
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☆詳しくはこちらから
【ニュース】探究school つくつく 公式HPができました!
【メディア掲載】
https://niigatabase.shabellbase.com/column_04/
https://shabellbase.com/2022/05/16/niigatabase_14/
https://shabellbase.com/2022/05/16/niigatabase_15/
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④ 【社会教育での探究促進】高校生マイプロアワード新潟県Summit、大盛況
12/18(日)みらいずworksが事務局を務める「全国高校生マイプロジェクトAWARD 新潟県Summit」を、ハイブリッド実施しました。
参加高校生・大学生80名、アドバイザーやスタッフ、観覧者をあわせると、総勢200名ほどの方々とともに熱い学びの祭典を創り上げました。
新潟・社会の担い手となる若者たちのまっすぐな思いや実践がプレゼンされ、新潟の未来は明るいと希望を感じました。
「あなたにとって、マイプロとは?」という問いに対して、高校生は
「熱い思いをぶつけあえる場所!」
「”叶える”への最高の道しるべ」
「自分に自信を持てる場所」
「やりたい!の発掘」
など、実践型探究学習であるマイプロの価値を中高生目線で表現してもらいました。
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☆詳しくはこちらから
【ホームページ】NIIGATAマイプロジェクトLABO
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⑤ 【探究学習の支援者育成】探究学習ラーニングカレッジ、ゼミ形式で3期目リスタート
探究学習に関わる支援者のみなさんが共に学び、相談しあう場として、2019年よりスタートしました。
2022年は「勉強会(年間4回)」に加えて、テーマごとに別れた「ゼミタイム(年間6回)」を企画しました。
ゼミテーマは、「高校探究とマイプロジェクト」「人の本質的な成長と発達プロセス」「行政と学校の連携による探究推進」「中学校の総合的な学習におけるPBL」で、素敵なゼミ担当者が中心となり運営をしてくださいました。
参加者は、教員、コーディネーター、行政担当者、NPOなどさまざまで「スピード感も大事。考える間に動き出す」「失敗した方が次のアクションにつながる学びがある」「自分の学校でもやってみたい」などの声をいただいています。
今年度最後の勉強会は2月5日(日)に予定しています。
今後も、探究学習を支援するみなさんをエンパワーメントしていく予定です!
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☆詳しくはこちらから
【最新情報】探究学習ラーニングカレッジ、参加者募集中!
【みらいzoom】みらいずworksが「探究学習ラーニングコミュニティ」を運営する理由
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最後になりましたが…
皆様にとって、「学び」と「笑顔」のあふれる2023年になりますように。
皆様よいお年をお迎えください^^