【みらいzoom 1】みらいずworksのミッションとこれからの「学び」とは?
2017年03月21日 更新
みらいずworks代表理事の小見まいこです。
HPリニューアルとともに、新コーナーを始めることにしました。
「みらいずworksの取り組みのベースにある考えを伝えたい」
「教育をよりよくしたいと考えるみなさんとつながりたい」
「発信することで、自分の考えや学びを深めたい」
そんな思いからの、スタートです。
・みらいずworksの目指す世界
・学校現場のリアルな声
・教育業界や教育改革の動き
・面白い本や情報
などをzoom(紹介)していきながら、
「教育」の今やこれからについてやわらかくお伝えしていく予定です。
さて、みらいずworksは、2016年8月におかげさまでNPO法人となりました。その際に、スタッフとともに、みらいずworksのミッションを改めて考えつくりました。
「自分から 自分らしく みんなとともに 社会をつくる人を育てる」
自分から:主体的に動く
自分らしく:自己肯定感をもって、のびのびと表現する
みんなとともに:協働しながらつくり出す
社会をつくる:当事者意識を持って社会と関わる
このミッションに向かうには、「学び」のとらえ方を変えていくことが鍵になります!
科学やIT技術の進化、グローバル化の加速など、社会はものすごいスピードで変化し、学び続ける人でなければ変化に対応していくこと、これからの社会を生き抜くことができにくくなるからです。
また、
「受験や将来への備えの必要性を指導するだけでは、生徒が学ばなくなってきた」
「いずれ役に立つという曖昧な理由では子どもたちは動きません」
という声も現場から聞こえてきます。
学び=受験・暗記・受け身・辛い
ではなく、
学び=生涯・成長・主体的・楽しい
に、変えていこう!
そこで、
地域や社会に出ていき、
自分の知識や能力不足を痛感する、
社会の中で生かせる学問(学び)を知る、経験が必要ではないでしょうか。
私自身を振り返ってみるとまさにそうでした。
地域で大人のみなさんに混じって、
仲間と活動する中で、自分の非力や無知に気づき、
「もっと成長したい」
「役立つ人になりたい」
「社会教育が今学びたいことなんだ」
と心から思いました。
そこから、目の前の学びや勉強の価値に気づき、
人が変わったように自分から学び始め、
世界を広げていきました。
社会とつながる
↓
自分の無知に気づく
↓
自ら学ぶ・学び合う
↓
学びを活用する
↓
自己内省する(ふりかえる)
↓
次なる課題や学びのテーマに出会う
このプロセスの繰り返しと学びの積み重ねが、
今の私をつくり出しています。
チーム学校やコミュニティスクールの推進など、学校はますます地域と協働していくことが求められてきます。
教育の一番の根幹になる「学習意欲」を生み出すには、
地域との協働は絶好のチャンスではないでしょうか。
しかし、作業が増えたり、調整や連絡など大変な部分も確かにあり、
「学校が地域と関わる意義が見えない」
「すでに地域連携しているからこれ以上は必要ない」
という声も聞こえてきます。
実際、たくさんの壁がありますが、それを乗り越え、企業・地域・家庭・社会教育との協働をどうつくっていくかは、これからの重要な課題です。
そこで、
みらいずworksの中期ビジョンは、
新潟発子ども-大人-地域でつくる未来の学びのモデル
を創造すること。
そして、みらいずworksの果たす役割は、
学校と地域・社会をつなぐ推進役になる
ことと位置づけました。
実践した具体的な事例や
そこから得た知見などをタイムリーに紹介し、
みなさんとこれからの学びについて深めていきたいと考えています。
どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします。