【みらいzoom47】コミュニティ・スクール(CS)ガイドブックを発行しました
2022年06月30日 更新
コミュニティ・スクール(CS)ガイドブック「私たちのコミュニティ・スクールのつくり方〜初めて実践する学校・地域の方へ〜」をこの度発行いたしました。
業務提携を結ぶ「株式会社Edo」と協働で進めて制作させていただくことで、さまざまな知見を生かしたガイドブックをつくることができました。
タイトルの通り【これからコミュニティ・スクール(学校運営協議会を設置している学校)を立ち上げる教育行政の関係者】【学校現場の管理職】【地域の皆さん】を主な対象として企画をしました。
●ガイドブック制作にこめた想い
平成27年に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の一部が改正され、全ての公立学校が「コミュニティ・スクール(CS)」になることを目指し、学校運営協議会の設置が努力義務化されました。
それ以降、全国でコミュニティ・スクール(学校運営協議会を設置している学校)の導入が進んでいます。
日々、多様な小・中学校の現場にお邪魔する中で、現場の先生方からは、以下のような声を聞いています。
「具体的にどのように進めていくと良いのか分からない」
「これまでの連携との違いは?今までのままで十分連携できています」
「これ以上負担を増やさないでほしい」
また、地域の方々からは、
「委員がコミュニティ・スクールの目指す理念や仕組みをよく理解せぬまま、スタートしている」
「今までも十分、自分たちの学校だという気持ちでやってきたよ」
「学校の先生たちの熱量が感じられない、地域だけが盛り上がっているようだけれど」
などの戸惑いの声が聞こえてきます。
しかしながら、今までのままでは、これからますます加速する社会の変化に対応できる子どもたちを育むことは困難です。
子どもたちには、幸せな人生と持続可能な地域・社会をつくっていく主体となってほしい。
そういう主体となるために、必要な力を育成するためには、どのような学びや体制が必要なのでしょうか。
このガイドブックには、体制づくりとして有効な手立ての一つであるコミュニティ・スクールの基本的な概念や導入におけるポイントをまとめました。
●ガイドブックの内容について
以下が内容の抜粋です。
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・WAY1:コミュニティ・スクールとは?
・WAY2:コミュニティ・スクールができるまで
・WAY3:あるある事例から学ぶ
・困った時のお助け情報
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特にWAY2に関して、コミュニティ・スクールの立ち上げから円滑な運営に向けては、
準備期→立ち上げ期→地固め期→発展期
と言うおおまかなステージがあると考えています。
このコミュニティ・スクールガイドブックでは「準備期」に焦点を当て、準備する際に必要となる【ビジョンの考え方】【アイデア出しのポイント】【ロードマップの必要性】などについて、私たちの考えをまとめました。
このガイドブックを手にとってくださったみなさんが「どうしたらよいんだろう?」という不透明で不安な状態から、
安心して、見通しを持って、仲間とともにワクワクと進められるように。
そして、CSの準備や導入をきっかけに、関わるみなさんそれぞれの想いがきちんと重なり、
本質的な対話や取り組みが生まれるように、心から願っています。
●ガイドブックの入手方法について
より多くのみなさんに手にとってもらえるように、みらいずworksのホームページ上から【PDFを無料ダウンロード】できるようにし、紙媒体(冊子)の物は、同オンラインストアにて購入できる形と致しました。
▶︎紙媒体(冊子)をご購入は「みらいずworks オンラインストア」より
●おわりに
それぞれの現場でご活用いただき、不明な点やご要望はお気軽にお問い合わせください。
そして、読んでみて、活用してみての感想やご意見もぜひお聞かせください。
今後の現場での伴走支援に役立ててまいります。