【活動レポート】白根高校1年生「総合的な探究の時間」のオリエンテーション授業を行いました!
2022年05月25日 更新
みなさんこんにちは!
インターン生の鈴木妃奈乃です!
2022年5月20日(金)に白根高校1年生に向けて、「総合的な探究の時間」のオリエンテーション授業を実施しました。
今回はその様子をお届けします!
●はじめに
「総合的な探究の時間」っていったい何をするのだろう…
楽しみと少しの不安が混じった生徒の様子が伝わってきます。
高校1年生にとって、初めての探究学習。
この日は、「そもそも探究とは何か?」という問いから始まり、生徒自身が探究の入り口に立ってみる、オリエンテーション授業を行いました。
また、今回の授業は、白根地区公民館の高森さんをゲストにお迎えし、これから1年間の学びを考える時間となりました。
●そもそも探究とは?~ワークを通して体感!~
探究学習とは、学習者自らが「問いを立て」「情報を集め」「整理・分析をし」「表現をする」という学習サイクルのこと。
この探究学習には、最初から正解があるわけではありません。
変化の激しく、先を見通すことが困難なこの時代の中で、自分自身で考え、仲間と協力して答えをつくっていく必要があります。
授業の中で最初に行ったのは、生徒のみなさんに“正解のない問題”の存在を認識してもらうワーク「選択ゲームA or B」。
「短い人生だけど何でも手に入る人生と、長生きだけど平凡な人生、どちらがいい?」などといった2択問題を出しながら、生徒と一緒に“正解のない問題”について体感していきました。
ワークをしてみると、その選択肢を選んだ理由も人それぞれで、非常に面白かったです!
また、今回はこの探究学習実現のための第一歩として、生徒のみなさんに自分自身の意見を持ち「他者に意見を伝える大切さ・他者の意見を聞く楽しさ」を実感してもらうワークを行いました。
その名も「トークフォークダンス」。
このワークでは、2人ペアを作り、「高校生になって良かったことは?」「今気になっていることは?」など、お題を変えながら短い時間でトークをするというもの。
生徒のみなさんはそれぞれの考えを自然に伝えており、たくさんの笑顔が生まれていました☺
●ゲストトーク&問いづくりワーク
授業後半は、ゲストトークからスタート。
白根地区公民館の高森さんをゲストにお招きし、生徒のみなさんへ向けて、白根地区のこと・今年1年間の探究学習についてお話をいただきました。
白根高校は地域との連携が素晴らしく、白根地区公民館ご協力のもと探究学習を進めていきます。
今年度の1年生は、昨年度先輩方が白根地区公民館の方と一緒に『コミュニティ・コーディネーター育成講座(今年度からは「しろみな塾」)』で作り上げたアイデアを、協働実践していく形で探究学習を進めていく、というお話を高森さんからいただきました。
高森さんからのお話を踏まえ、生徒のみなさんには「問いづくり競争」というワークを通して、探究学習の最初のステップである「問いづくり」をチームごとに行ってもらい、つくった問いの数を競いました。
ワークを実際にやってみると、
“問いづくりって難しい…”
“何を問いにしていいのかわからない…”
といった声も聞かれ、悩みながらも一生懸命に問いづくりを行っていた姿が印象的でした…!
●授業を終えて
今回のオリエンテーション授業を振り返り、生徒のみなさんが、自分自身や他者に向き合おうとする姿勢が素晴らしかったと感じました!
また、生徒のみなさんはとても明るく、これからの充実した探究学習を予感させてくれる姿でした☺
高校の総合的な探究の時間はこれから本格的に始まっていきます。
今後の探究活動、そして、生徒のみなさんがこの探究活動を通してどのような姿に変化していくのか、とても楽しみです!
最後まで記事をご覧くださりありがとうございました。
今後も活動レポートをアップしていきますので、ぜひチェックしてみてください♪
【インターン生 鈴木妃奈乃(新潟大学教育学部2年)】