【活動レポート】新発田市立佐々木中学校 課題解決型職場体験ミッション提案発表会に参加してきました!
2022年01月14日 更新
みなさん、こんにちは!
スタッフの瀬倉です。
今年度、みらいずworksでは、『しばたの心継承プロジェクト』の一環として新発田市立佐々木中学校の【課題解決型職場体験】のお手伝いをさせていただきました!
今回はそんな【課題解決型職場体験】について、年間を振り返りながらレポートしたいと思います!
●『しばたの心継承プロジェクト』とは
さて、そもそも『しばたの心継承プロジェクト』のご説明から始めたいと思います。
このプロジェクトは新発田市教育委員会が実施しているものであり、予測困難な時代を生き抜く資質として「人に敬意を払い、人を大事にする心」を育むことを目的としています。
以下に、プロジェクトの目的を転載します。
“新発田の歴史、自然、文化、産業等を学習材とした学びは、各校において総合的な学習の時間等を中心に行われてきた。そこで、これまでの学びに加え、それらに携わっている人々の思いや新発田に住む人々とのつながりを感じ取らせることで、新発田への愛着と人に対する敬意や誇りを形成できるように各校の取組を工夫し意味づけていく。これを実践することをとおして、例え、一時期新発田の地を離れても再び新発田の地で、或いは世界のどこに住んでいても、互いに尊重しあって新発田を思いながら活躍する人材を輩出していくと言う当事業の目的を達成するためのサポートをする。”(新発田市教育委員会より)
毎年度、新発田市内の小学校と中学校から各1校がモデル校として選出されますが、本年度は【新発田市立猿橋小学校】と【新発田市立佐々木中学校】がモデル校でした。
今年度、みらいずworksは新発田市立猿橋小学校で〈ファシリテーション授業〉を担当、新発田市立佐々木中学校で〈課題解決型職場体験〉をお手伝いさせていただきました。
●そもそも【課題解決型職場体験】とは?
従来の職場体験を発展的に進化させた【課題解決型職場体験】ですが、まだ聞き馴染みのある言葉ではないように思います。
従来の職場体験は、職場体験当日に事業所にお邪魔させていただきお仕事を体験するのものでしたが、これ〈生き方〉や〈働く人の想い〉そして〈課題解決〉の要素を付加したものが【課題解決型職場体験】です。
■課題解決型職場体験の具体的な流れ
まず、職場体験の事前交流学習として事業所の方を学校にお招きして、従業員の方の生き方や仕事について生徒とお話しいただきます。この時に、職場体験全体を通して生徒に考えてほしい『ミッション』を発表してもらいます。
次に、生徒たちは事業所の方からもらった『ミッション』について、事前学習で理解を深めていきます。そして職場体験当日には、実際の体験を通じてミッションに対する情報収集をしたり、事前に考えていた仮説を検証したりします。
職場体験が終わったら、そこで得た情報や事後学習を通じて、生徒はミッションへの〈提案〉を考えます。
そしてミッションへの〈提案〉ができたら、事業所の方をお招きして提案発表を行います。
これが【課題解決型職場体験】になります。
●今年度の新発田市立佐々木中学校の取り組み
さて、前置きが長くなりましたが、今年度、新発田市立佐々木中学校はこの〈課題解決型職場体験〉に取り組まれ、7,8月に〈事業所向け事前研修〉を行い、9月下旬に〈事前交流学習〉、10月中旬に〈職場体験〉を行い、12月に〈ミッション提案発表会〉を行いました。
みらいずworksは7,8月に行われた【事業所向け事前研修】を担当させていただきました。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
●そしてむかえた「ミッション提案発表会」
2021年12月21日(火)に新発田市生涯学習センターにて、【課題解決型職場体験 ミッション提案発表会】が行われました。みらいずworksからは角野と瀬倉の2名がお邪魔させていただきました。
ミッション発表会では、今年度受け入れしてくださった4箇所の事業所(佐々木耕起組合、株式会社花安、有限会社花プラン、新発田市中央図書館 順不動・敬称略)の方もお招きし、生徒がミッションに対する提案を発表しました。
この発表会を聞いていて、驚いたことがありました。
ミッションに対して自分たちで〈検証プロセス〉を考え、事後学習でのアクションを通して考えをより深め、提案につなげていたんです。
大人でも効果検証が難しい時がある中、検証プロセスまで考えていて素晴らしいと感じました!
●発表会を終えて、事業所の方のコメント
今回、課題解決型職場体験を受け入れてくださった事業所の方からさまざまなコメントをいただきましたのでご紹介します。
“想像以上の提案でびっくりした。感動しました。”
“今回のように、与えられた作業をするだけでなく、自分たちで考えながら動き、提案することは大変だったと思う。でも社会に出たら必要な力だから、これからもそういう力を楽しみながら伸ばしてほしい。”
このように前向きな言葉をいただけました!
●まとめ
まだまだ課題も感じる【課題解決型職場体験】ですが、今年度も素敵な実践をお手伝いすることができました。
このような機会をいただいた新発田市教育委員会と猿橋小学校と佐々木中学校のみなさん、そして関わってくださった事業所の皆さん、本当にありがとうございました。
【課題解決型職場体験】について気になる点などありましたら、ぜひお気軽にみらいずworksまでお問い合わせください!
【スタッフ 瀬倉】