【活動レポート】新潟県魚沼市でコミュニティ・スクールの立ち上げを支援しています
2021年10月15日 更新
本レポートは、みらいずworksインターン生乙川(オトガワ。あだ名はふっちゃん)が新潟県魚沼市コミュニティ・スクール設置に伴う活動を書いております。
魚沼市コミュニティ・スクール事業についての前談として、
コミュニティ・スクールとは、学校運営協議会を設置している学校のことを指します。
学校の保護者や地域住民が学校運営協議会委員となり、学校・地域が抱えている問題など学校の運営に一緒に取り組む仕組みです。
この学校運営協議会があることにより、地域の声が学校に反映されやすく、学校の抱えている問題を地域の人も共有し、地域ぐるみで解決できる体制をつくることができます。
みらいずworks代表小見が文部科学省C S(コミュニティ・スクール)マイスターを拝命していることや、みらいずworksが行っている事業に対して魚沼市様が評価してくださってことをきっかけに受託することになりました。
今年一年は、コミュニティ・スクール準備期間として、コミュニティ・スクールの理解を深めるため、みらいずworksは魚沼市教育委員会様と研修会・説明会の企画運営をさせていただいております。
具体的には・・
・校長先生・地域連携担当教員の方々へのコミュニティ・スクール理解促進に向けての研修会
・市報での地域向け告知の原稿作成・デザイン
・各地区における地域向け説明会・研修会の開催
が現段階で終了しております。
その様子がこちら!
校長・地域連携担当教員向け説明会の様子
地域向け説明会の様子
魚沼市は地域のコミュニティ協議会が活発に活動されている市であるほかに、6地区(堀之内・小出・湯之谷・守門・入広瀬・広神)それぞれ文化や雰囲気が違います。
そのため、それぞれの地区に寄り添った活動が必須になります。
また、
「学校とどのように関われば良いかわからない」
「今までの活動とどのように違うのか?」
「先生の働き方が大変になるのではないか?」
などなど立場や考え方の違いから、先生方・保護者・地域の方が抱えている問題はさまざまです。
しかし、みなさん共通として、
「子どもが大人になっても魚沼を好きでいてほしい」
「子どもたちと積極的に関わりたい」
「地域の人が学校に入ってくるともっと授業が活発になる」
といった思い・理想は持っています。
コミュニティ・スクールは、地域と学校が思いを共有し、「協働」していくことが重要とされています。
魚沼市では学校運営協議会の円滑な発足のほかに、
・学びや対話を受けて「こんな学校にしたい!こんな地域にしたい!」という夢を膨らませる
・その願いや夢を教育活動に反映させる
ことを目標にして今年一年、コミュニティ・スクール準備期間としています。
2014 年に法律でコミュニティ・スクールの設置が努力義務化されたことを受け、新潟県新潟市でも2022年に全ての小・中学校へ設置される予定です。しかし、地域・学校・家庭の連携が重要視されているからこそ、どのように関わっていけば良いのかわからないことが課題としてあげられております。
そのため、それぞれが思いやりを持つこと、「地域の子どもは地域で育てる」という考えが学校・地域づくりにおいて大切であることが再認識させられました。
残り半年近くになりましたが、コミュニティ・スクールの円滑な発足のため、やることはまだまだたくさんあります。今後も、魚沼市の子ども・地域・先生・保護者の方々が協働できる地域・学校づくりをサポートしていきます!!
本レポートをより詳しく書いているものが、
「【みらいzoom 37】魚沼市でコミュニティ・スクール立ち上げ、総動員で『支援中!〜学校向け研修編〜』」<https://miraisworks.com/6247/>にあります。
【みらいzoom】はみらいずworks代表小見まいこが教育について学んでいること・考えていることを中心に書かれているコラムです!ぜひぜひチェックしてください!
また、【みらいzoom】では、今後、魚沼市コミュニティ・スクール地域向け合同説明会・研修会についてより詳しくお伝えする予定です。
【インターン生:津田塾大学4年乙川文香】