未来にふみ出す学びを 子どもたちへ

お知らせ・活動レポート

中高生みらい探究ラボ SPiRAL「NewGATA食彩キッチン」開催!

2020年04月01日 更新

有志中高生を募って、大学生にメンターに入ってもらい、ごちゃまぜでプロジェクトに取り組む

中高生みらい探究ラボ SPiRAL。
3年目となる今年度は「新潟の食の魅力を発信する」をテーマに、1/11-12に合宿型でフィールドワークと企画づくり&プレゼンをしまして、実際に3月末、 Tabibar&cafe様にご協力いただき、中高生が考案した料理メニューを店舗販売する予定でした。
https://miraisworks.com/4777/(※1月合宿の様子)
しかし2月末より新型コロナウイルスの影響が各地に広がり、学校も休校に。1月の合宿以降、日々ライングループを活発に動かしながら準備を重ねていた中高生たちと、この状況をどう捉え、どうしていくと良いのか、ここ1ヶ月は何度もZOOMミーティングを重ねて過ごす日々でした。
様々なイベントが中止・延期される中、そのような決断も当然話し合われましたが、
コロナの影響がどこまで広がるか分からない中、できる範囲で小さくても、万全の対策を取って、最後までやりきりたい!という中高生の熱い思いを受けて、規模を縮小し実施することとなりました。
 
当日は皆さまの応援とご支援のおかげで、無事に終了することができました。(限定40食のお弁当、全て完売しました!)メンバーやお客さんの体調に配慮しつつ、できる範囲で精一杯のアクションをやりきれたことは、今後の糧になると実感しました。
 
アドバイザーの鈴木 将シェフも「ここまでガッツリやったのは、はじめて!」と最後に語ってくださいましたが、食を通した地域探究を、たくさんの方に支えていただきながらやり遂げることができました。
中高生が各自(放課後や休日などを活用して)生産者を訪ね取材し、仕入れや価格交渉も全て自分たちで行ったのですが、それをまとめたパンフレット&説明資料も素敵なんです。(チラシや配布資料、当日店内で流した動画づくりは、全て彼ら主体で進めちゃってました。すごい。)
→中高生が、生産者と食材のこだわりをまとめた資料(PDF5種)。丁寧な取材&編集で読み応えがあるので、ぜひご覧いただきたいです。
リーダーを努めた高校生U君は、普段はあまりリーダーをやらないタイプだと話していましたが「みんなが助けてくれてここまできた。良い仲間がいれば、自分もリーダーになれるのだと思った」と最後の振り返りで語っていました。
 
終わってからこんなメッセージをグループチャットに投稿してくれて。
〜〜〜〜〜
(中略)
全員が一人一人すごく頑張ってくれてできた企画だと思います。メンバーの入れ替わりはあったかもしれませんが、今まで関わってくれた人全員の力があって今日があると思います。皆さん本当にありがとうございました。
リーダーとして至らない部分があったかもしれませんが、皆さんの手厚いサポートでここまでこれました。僕がリーダーとしてやって来た企画で今までで一番やり甲斐があり充実したものになりました、感謝感激です。
今回でNewGATA食彩キッチンとしての活動は終わってしまいます。ですが、年齢を問わずに仲良く時に厳しく協力出来るこの関係を、これからもまた別の形で続いて行けたらなと思います。皆さんに出会えて僕は幸せです。今日は本当にありがとうございました。
〜〜〜〜〜
彼の言葉からも、年齢や立場が多様なメンバーが一緒にチームとして走る、このプロセスに価値があるなと改めて実感しました。
やっぱり、めちゃめちゃ仲良くなるし、混ざり合うことで生まれる面白さがある。そしてもう他人じゃなくなるというか、共有体験を通して、新しい何かが紡がれている。
そんな関係性を育める「プロジェクトってすごいよなー」と実感しています。そしてこういう関係性を、たくさん生み出していきたい!のだと改めて。
中高生を主体にした(でもごちゃまぜの)プロジェクト設計についても様々気づきがあったので、豊かなPBLを広げていくべく、学びを来年度の取り組みに活かして参ります。
改めましてこの度、ご協力いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
そしてメンバーのみんな、本当にお疲れさま!ありがとう!【角野 仁美