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お知らせ・活動レポート

【活動レポート】北越高等学校ジョブラーニング授業

2019年04月03日 更新

3月5日、北越高等学校にてジョブラーニング授業を行いました。この授業は生徒たちの社会への関心を高め、未来に目を向けてもらうために行っています。当日は25名の社会人ゲストが今の仕事に就くまでの道のりや、仕事への価値観や想いについてお話いたしました。社会人ゲストの方には事前研修を受けていただき、当日話す内容や生徒とのかかわり方について考えていただいております。(社会人ゲスト事前研修の様子:https://miraisworks.com/4054)

当日の様子をお伝えいたします。


まずは社会人ゲストの方々にお集まりいただき、流れの最終確認。
最終確認が終了すると生徒が社会人ゲストを呼びに来て教室まで移動します。


教室に到着。PCの動作確認等を経て、ゲストトークに移ります。
ゲストトークの流れとしては、自己紹介(学年・組・氏名・部活または好きな事など)を行い、ゲストより自己紹介をしたのちに20分の授業です。授業のなかでは、仕事紹介・学生時代のこと・仕事での失敗や成功体験・大事にしている価値観や仕事のやりがいなどを紹介します。ゲストの方々はパワーポイントを使いスクリーンに映しながらお話される方や、紙芝居をつくってお話される方、チョークを使って黒板に書きながらお話される方など、様々なスタイルで工夫を凝らしてお話してくださっていました。なかには、つくっている製品や、模型を用いて分かりやすく説明している方もおられました。


その後、質問タイムやグループトークを経て2回目のお話を聴きました。

終了後、ゲストの皆様は授業の振り返り会を行い、生徒たちは振り返り授業を行いました。
<以下、社会人ゲストアンケートより一部抜粋>
・生徒の皆さんの仕事に対する価値観や、自社をどのように生徒が捉えているのかを知ることができ良かった。
・自分自身のキャリアを見直す機会にもなり、今後の生き方を見つめることができた。

 
生徒たちの振り返り授業では、生徒が作成したワークシートを用いながら、ゲストのお話で印象に残っていることを共有したり、これからの社会に求められる人ってどんな人だろうということに対して話し合ったりしていました。
<以下、ワークシートより一部抜粋>


◎仕事のやりがい
・いろいろなことがある人生の中で、自分らしさを貫いて、どんなにつらくても“生きる”ということの大切さを学んだ。
・商品開発という仕事のやりがいは、ゼロから自分のアイデアで商品をつくり、それがお客さんに喜んでもらうことだということが分かった。
・いい仕事を通してたくさんの人に頼られながら、チームのみんなで喜びを分かち合うことがやりがいにつながるんだと知った。
・やりがいを感じるためには、自分の力を信じ、新しいことにチャレンジすることが大切だということが分かった。


◎社会に求められる人材
・夢や希望を持っている人
・行動に変えられる人
・プライベートが充実している人
・意見を出せる人
・自分にしかできないものを持っている人
・先が読める人
・人のせいにしない人
・チームワークを大切にできる人


◎25歳のワタシ
・今日の講演で、自分を理解することが大切だと学びました。自分に合った仕事ができるように、もっと自分を見つめてみたい。
・応援される人間になりたい。目標を設定してそれに全力で向き合います。
・今日、ゲストのお話で学んだことを活かして、「いまはやらされていること」を自分から興味を持って「自分から進んでやること」に変えていると思います。


社会人の方々のお話を聴いて、生徒たちは多くの学びがあったようでした。
授業が終了しても、ゲストの方に質問していたり話をしていたりする姿を見て、今日の授業をきっかけに社会と自分に目が向いてくれたのかなと感じました。日々の授業や生活に、今日の学びが生きてくると良いなと思います。

【河合】