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【活動レポート】高校生NIIGATAキッチンLAB

2019年04月03日 更新

3月28日~30日の3日間、海洋高校×鈴木将オーナーシェフによる、
高校生NIIGATAキッチンLABを新潟駅のKm-0 niigata labで開催しました。

ピースキッチン新潟・みらいずworksが主催、JR東日本新潟支社様からの共催、そして新潟県立海洋高等学校の協力のもと行いました。

 

行ったことは主に3つ
①魚醤を使ったカフェメニューの提供
②魚醤の販売
③ライブキッチン(ライブでのスペシャルメニュー提供やプレゼンテーション)

です。それぞれについて、
その様子と成果についてご紹介します。

①魚醤を使ったカフェメニューの提供
11~20時には、魚醤を使った4つのカフェメニューを提供しました。
メニューは、
・タイ風豚そぼろ目玉焼きライス
・最後の一滴シーフードグリーンカレー
・NYチキンオーバーライス
・米粉麺の旨味ラーメン
です。

事前に鈴木シェフとの打ち合わせや試食を経て、
高校生自身がメニュー表を手作りしたり、
お客様に説明するための練習を行ってきました。

目標は1日50食。
結果は、3日間で181食を達成しました。

②魚醤の販売
高校生が製造販売する、魚醤は全部で5書類。
鮭で作った「最後の一滴」が有名ですが、
他にも、「ぶり醤油」「にぎす醤油」「あんこう醤油」「甘えび醤油」があります。
試食コーナーも設けて、味見をしてもらいながら、その特徴や
オススメの調理法などもお客様にあわせてご紹介しました。

魚醤の販売目標は、1日60本。
結果は、3日間で、262本を達成しました。

カフェへの呼び込みや、魚醤の販売は、
ただただ店内で待つのではなく、
他にも、Km-0 niigata lab前の西口通路、
西口改札すぐのベンチのあるスペースなどで、
チラシ配りや声掛けもしました。

当日は、海洋高校の生徒だけでなく、
みらいずworks主催の、中高生みらい探究ラボSPiRALに
参加してくれている新潟市内の高校生も、
販売促進のための声掛けや情報発信をしてくれました。

 

③ライブキッチン
ライブキッチンは、3月29日の18半~20時で行われました。
ライブでのスペシャルメニュー提供や海洋高校生徒による進行や説明付きの
スペシャルなディナーコースです。

<摩訶不思議な味変スペシャルコース!!>

・トマトの味変 糸魚川トマトの甘酒モヒート
・2段階で楽しむ 甘エビ醤油の爽やかなスープ
・最後の一滴 魔法のシーザーサラダ
・最後のタンドリーチキン トルティーヤ 3種のソースと3種の薬味
・鰤醤油のづけご飯のいろんな食べ方
・新潟の不思議なジェラート

用意した席は、ほぼ満席!

 


魚醤で味が変わる料理に、1品1品驚きながら、舌鼓をうつお客様たちが印象的でした。

お客様のアンケートには、「高校生が一生懸命説明してくれてよかった。」「料理が美味しかった、高校生の姿勢に感動した。」との声を多数いただきました。

 

最後に、高校生たちのオフショット。

高校生の振り返りでは、「いつもの販売時は、マニュアルがあって説明することが多かったけど、ライブキッチンは、まわりの雰囲気を見て考えて対応したり、お客さんと深い話ができた」
「言われたことだけをするのではなく、これが必要!と思ったら、他の人に確認とって自分から行動にうつせるようになりたい」など、自分の殻を破って、もう一歩前進したいという前向きな発言が多くありました。

サポートした大人たちからは、「感動しました。人が共感してこんなに商品が動くんだと。チラシをもらってくれた人のやさしさ、みんなも感じたと思う。僕も自分の活動に活かしていきます!」
「1日1日成長していく姿を見れて、その姿に勇気をもらった。コミュニケーションのとり方など、販売と飲食の違いもあるが、思い切って飛び込めば、大人も対応してくれる、そういうのが社会に出る上で、生きると思う。」など、高校生の成長に刺激を受け、また社会人になる上での大切な心構えもぜひ学び取ってほしいとメッセージを送りました。

みらいずBOOK5号の企画から派生した、トライアル事業でしたが、
成果を活かして次回の開催も考えたいねという声がでました。
また、開催のお知らせができる日もそう遠くないかもしれません!
この度は、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

【本間莉恵】