【活動レポート】新発田南高校1学年 リフレクション授業
2019年04月01日 更新
みなさん、こんにちは。インターン生の小野遥香(新潟大学4年)です。
3月15日(金)新発田南高校にて、高校一年生を対象にした来年度の「探究」に向けた学びの振り返り授業を行いました。
「学びの振り返り」の重要性を理解し、今年1年間の自分の学びや成長を確認します。そして、個人の得意・興味と社会への関心の2つの観点から、来年に向けた学びのキーワードを掘り起こし、そのキーワードを深めるための行動を考えていきました。
まずはオリエンテーションです。今日の目的と流れを確認し、スタッフ角野より振り返り(リフレクション)のポイントを話します。
次に学びの振り返りを促し、この1年の自分の変化や学びに気付くために、トークフォークダンスを行います。スタッフ本間が、ひたすら「聴く」、ひたすら「話す」、沈黙を恐れないというポイントについて話します。
「最近嬉しかったことは?」「この1年頑張ったなと思うことは?」「高校生になってみえてきた自分の得意(もしくは苦手)は?」など、6つの項目について、それぞれペアを変えて話していきます。
私は工業科の生徒たちの輪に入れてもらいましたが、「新発田南高校に入ってよかったことは?」という質問では、学びたいことが学べて嬉しい!や、先生が優しく授業がおもしろい!などと答えてくれた生徒が、そして「頑張ったことは?」という質問では友達づくり!と答えてくれた生徒などがいました。生徒たちは、初めての高校生活をそれぞれエンジョイしたようです。
トークフォークダンスで1年の振り返りを話した後には、その出来事やキーワードを選んだ理由、実際のエピソードなどをワークシートに書き込んでいきます。話して、書くということで振り返りをより深めていきます。
ここからは、スタッフ河合にバトンタッチです。社会への関心を広げるため、2003年の社会と2019年の社会の比較をしながら、これからの未来で求められていく力について話します。ユニクロの新卒採用の8割が外国人であるという事実に、生徒たちは思わず声を出して驚いていました。
次に、みらいずBOOKの中から気になる記事を1つ読んで、感想を記入します。ネイリスト、新潟の食、パイプライン、農家、太陽光発電…ぞれぞれが興味ある分野を、集中して読んでいました。普段あまり知ることのない職業に、生徒たちは興味を示していたように感じます。
ここからは個人の得意・興味と社会への関心という2つの観点からみらいづくりワークを行います。まずはスタッフ角野が、高校生の自分、みらいをつくるキーワードとの出会い、今につながる学びなどについて話しました。
さっそくみらいづくりワークで、内側の円をどんどん埋めます。外側の円は、ペアでインタビューをしながら埋めていきます。相槌を打ち、掘り下げる質問をしながら相手の円を埋めていく姿は、はじめのトークフォークダンスの頃とは比べものにならないくらいに成長していました。
大事なワードには星マークを付けるなどして、みらいをつくるキーワードを5つ生み出します。円の中にある言葉でも、自分で新たに作った言葉でもOKです。
ここからは小野にバトンタッチです。私はみらいをつくるキーワードを深めていくために、どんな行動ができるかということを、私の例を用いて話しました。ちなみに、私のみらいをつくるキーワードは、「リケジョ応援&人口増加」です。
キーワードから思い浮かぶ問いや言葉を思いつく限り書いていき、そのキーワードを深めるためにこれからする行動を考えます。なかなか難しい作業ですが、生徒たちの真剣に取り組む姿勢が素晴らしかったです。
最後に、普通科・工業科の混合5人グループを作り、みらいをつくるキーワードとそのキーワードが生まれた理由、そしてそのキーワードを深めるためにこれから行動すること(初めの一歩)を円になって発表します。
しっかりと相槌を打ちながら聞いているグループ、それいいね!と声をかけあうグループなど、色々なグループがありました。みんなしっかりと発表していて嬉しかったです。「キーワードを深める行動まで考える」、これは短時間では難しいのですが生徒はよく取り組んでいたなと感じます。今回の経験を生かして、これからも継続的に学びを振り返り、未来の自分のために活かしてほしいです。 【小野】