【活動レポート】白根コミュニティ・コーディネーター養成講座アイデア発表会
2019年02月08日 更新
1月23日に白根高校生による地域課題解決のためのアイデア発表会が白根学習館ラスペックホールにて行われました。
これまで、10回以上集まって地域のことを学び、地域の方と直接話し、課題を整理し、課題解決のためのアイデア出しを行ってきました。
第1回の様子 :https://miraisworks.com/3481
第2回の様子 :https://miraisworks.com/3490
第3回の様子 :https://miraisworks.com/3499
また、アイデア発表会までにもそれぞれ放課後やお昼休みに集まり、コツコツ練習を重ねていたそうです。生徒の本気の姿に、私たち大人たちは心奪われました。
当日の様子を写真と共にご報告致します。
まずは、この事業を担当されていた白根地区公民館の高森さんより、この事業の概要を説明いたしました。
その後、大通地区の背景や、高校生が考えたたくさんのアイデアの発表。
その中から実現させるアイデアを発表しました。
それは、LINE講座です。生徒たちは、離れていても複数人で気軽にメッセージをやり取りできる、LINEグループに目を付けました。
グループLINEをつくれるようになれば、地域の祭りや会議などに足を運びやすくなったり、なにか助けてほしいことがあったらラインで一斉に連絡することができたりするのではないかと考えました。
そして、アイデアを実現させたときの大通地区の変化を寸劇によって、表現しました。
寸劇の内容としては、まず大通祭りのお知らせを家族のグループLINEで共有するところから始まります。
しかし、おじいさんはスマホを持っておらず、会話に参加できていません。おじいさんが「そんなにスマホはおもしろいか」と、孫に問いかけると孫から便利な機能があることを知らされます。そこで、おじいさんにスマホ講座を受講するように孫が勧めます。
スマホ講座に行ってみることを決意したおじいさん。
行ってみると白根高校生が丁寧に教えてくれ、スマホを扱うことに対する自信をつけました。
そして、ついにおじいさんもスマホデビュー。
家族のLINEグループにおじいさんも追加され、おじいさんにも大通祭りの情報が。
お父さんと、おじいさんが二人で大通祭りに行く約束をするというところで物語は終了しました。
実際にこの発表会を聴きに来てくださったのは40名程。社会教育委員の方々や、大通地区の方々、また、生徒のおじいちゃん・おばあちゃんも見に来てくれました。直接、地域の人にアイデアを届けることができた経験を生徒たちは終了後、嬉しそうに語ってくれました。
地域の方々も、「こうして高校生が地域のために考えてくれると、いままでにない視点の解決策にたどり着くこともあるので勉強になる」とおっしゃってくれました。
スマホ講座の本番は2月27日。当日、講座実施・運営まで高校生が行い、地域の方々との触れ合いのなかで地域の課題に向き合うということを肌で感じてほしいなと思います。また、きちんと生徒たちのLINE講座がミッションを達成できているのかを生徒たちで振り返る時間も設定しています。
生徒たちがどんなことに気づき、どんな変化があったのか、聴くことができるのを楽しみに当日を迎えたいなと思います。
【河合祥希】