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【活動レポート】村上市で子育て応援講座

2019年01月17日 更新

村上市の家庭教育支援に取り組む3団体の方々が立ち上げた家庭教育支援チーム。自分たちだけではできないことも協働したら、より良い支援活動ができるかもとスタートしたそうです。

スタートアップの子育て応援講座「ファシリテーションで見つけよう。私へのいいね!」に小見が
講師として呼んでいただきました。

対象が赤ちゃんから小学生までの保護者で、
ファシリテーションで毎日の頑張りや自分の良いところを振り返ることで再確認し、
明日からの力をもらえるような内容をお願いしたいとご依頼いただきました。

 

そこで、色々考えた結果、「日々頑張っている保護者の皆さんに、自分自身の気持ちやニーズに気づいてもらいたい」
そして、子どもたちのニーズにも寄り添ってもらいたいと、NVCのワークをやりました。

NVCとは、非暴力コミュニケーション(Non-Violent Communication)の略で、
心の中の暴力性を鎮め、人を思いやるコミュニケーションです。

家族や友人から、職場や組織、国際関係まで、あらゆる人間関係を、支配、対立、緊張、依存の関係から、自由で思いやりに溢れた、お互いを豊かにし合う関係へと変えることを可能にする考え方、話し方、という方法です。

みらいずworksでは、みらいずカレッジ2018 10月の共感的コミュニケーションとして、
小笠原 春野さんより学ばせていただき、私自身、NVCの視点から日々のコミュニケーションを振り返るようになりました。

その良さや実感を保護者の皆さんとも分かち合いたいと本講座では
「エンパシーサークル」というワークを実施。
メンバーの感情が動いた経験を聞いて、そこにはどんなニーズがあったのかを聞いていたメンバーが推察して、そのカードを選んで渡すというワークです。

ワークをやってみて、以下のような感想がありました。

「話を聞いてもらってよかった。自分が話して、言葉(ニーズ)をもらうことで、自分の中の感情が整理できた」

「いつもの自分の価値観で物事を見たり、判断しがちだけど、他の人に気づかせてもらい、視野が広がった」

「頭で分析している事は表面的で、本当に求めている事はもっと深いと気づいた」

「日常はいっぱいいっぱいで疲れている。よく頑張ったねと言ってもらいたい自分に気づいた。」

 
中にはワークショップを通して、お互いに思いや体験に共感しあい、涙ながらに話し合うグループもありました。
 
 
主催者の方からは、参加者の声として、
「後日、まさかこんなに自分が苦しんでいると思わなかった。ワークショップが終わると体が軽く感じた。と喜びの感想を下さった方もいました。」とご連絡いただきました。
 
 
毎日の子育てで頑張っている保護者の皆さんが、自分と向き合い、認めてあげる事が、
子どもたちを認めてあげる事にもつながる。
 
でもそれを一人でやるのは、やっぱり難しい。
 
関わり合いを通して、気づかせてもらい、
共感して、癒し合ったり、思いやるコミュニケーションが大切と改めて気づく機会になりました。
 
それが、あたたかい家庭にもつながりますよね。
 
今後も、保護者向けの講座や学びの機会に関わっていきたいです。
そして、私自身ももっともっと親として勉強したいです!
 
【小見まいこ】