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お知らせ・活動レポート

【活動レポート】燕市キャプテンミーティング

2019年01月03日 更新

12月28日、燕市教育委員会主催のキャプテンミーティングにて、
中学生向けのファシリテーション研修を行いました。

キャプテンミーティングは、燕市が実施する
中学1,2年生対象のキャプテンやリーダーとしての資質向上を図る取り組みです。http://www.city.tsubame.niigata.jp/school/031001047.html

年の瀬も近づく中、中学2年生を中心に40名程が市内各地から集まってくれました。

 

「みんなの普段の話し合いは上手くいっていますか?」
生徒に投げかけながら、ファシリテーションの基礎をレクチャーします。

まずは、ファシリテーションの基本「聴く、書く、話す」の3人インタビュー。
実は、キャプテンミーティングは3日間にわたって行われており、ファシリテーション研修は最終日。
2日間の中で得た学びをそれぞれが話すことで、グループで個人の学びを共有化していきます。

ファシリテーションで大事にする視点をチェックしながら自己評価。
普段、「聴く、書く、話す」のスキルのうち、どれが得意か、もしくは不得意か
あらためて考えてみるのも大事な作業です。

えんたくんを使って、
「良いチームをつくるために壁になっていること、課題は?」
「良いチームのために何が出来そうか、やってみたいことは?」
というテーマで話し合いを進めます。

学校が違うけど、悩みは一緒だということに気づいたり、
自分とは違うからダメという気持ちが大きな壁になっているのではないか、など、

普段から部長や学級委員、生徒会などで感じていた悩みを
共感しあいながら話し合いが進んでいました。

 

最後に、生徒の感想です。

・同じ言葉から思ったことでも、真逆だったり、自分が思っていなかったことがたくさん出てきた。 ファシリテーションがすごく大切だと思いました。

・小さなことから会話を広げていくことはとても楽しかった。大切なのは、話す人だけでなく、聴く人、書く人などがいて初めて良い会話ができる事だと思った。

・話し合いの中で楽しい、面白いと思わせるには話をつなげていく事、しっかり聴くことなどが必要と学んだ。書くことで色々な意見をまとめるのにもつながると気づいた。

・私は今まで話し合いをするときに、なかなか意見を言わない人にどうすれば言ってもらえるのかわからなくて、結局は一部の人だけで話し合いをしていたりするということがあった。でもこれからはいろんな人の意見を尊重して話し合いをしたいと思います。

・大切だと思ったことは、受け入れることだと思った。話し合いが盛り上がらない時は、誰かが「受け入れられなかったらどうしよう」と思っているからだと思う。私も話し合いの時いつもそう思う。だから、何でも意見が言えるように受け入れる雰囲気をつくることが大切だと学んだ。相手をそのまま受け入れ、相づちをうつことで、よりたくさんの意見が生まれることに気づけて良かった。

 

普段の学校生活でのリーダー役を担う子どもたちがファシリテーションを学ぶことに、
大きな可能性を感じます。
2018年、最後のワークショップを燕市の中学生リーダーと過ごすことができて幸せです!

2019年も、子どもたちの可能性を広げる仕事に邁進していきたいです。

【本間莉恵】