【活動レポート】キャリア教育講演会・情報交換会
2018年12月12日 更新
11月27日、新潟県自治会館にて、新潟県教育委員会主催の「キャリア教育講演会・情報交換会」が行われ、新潟県内18市町村から、約50名のキャリア教育の担当教員や教育委員会や教育センターの指導主事、行政担当者がキャリア教育に関する学びを深めました。
みらいずworksから、代表の小見が講演や情報交換会の進行を、本間が佐渡市で行っている課題解決型職場体験についての事例をお話しました。
冒頭の事例では、
柏崎市教育委員会からは、
お仕事体験塾
https://www.facebook.com/kashiwazakioshigoto/
次に、上越市の雄志中学校区でのキャリア教育プランや、同中学校区の高士小学校の総合学習の実践等のお話を伺いました。
http://www.yushi.jorne.ed.jp/
キャリア教育プラン、視覚的カリキュラム、大変参考になります!
課題解決型職場体験の事例では、
生徒が職場体験に行く前の動機づけとして、
「ミッション」を設定するというお話に、先生たちの興味関心が集まったようでした。
事例に基づきながら、
①学校と地域が、目標や育てたいスキルを共有する
②学校課題や地域課題を理解する
③Win Winなプランをつくり、 役割分担をする
④評価し、翌年につなげる
というポイントについて整理しお伝えしました。
情報交換会では、地域や立場のバラバラの方々とグループになり、えんたくんを囲みます。
各グループが各自でテーマを選び話を深めます。
<3つのテーマ>
①9カ年を見通した小中連携によるキャリア教育を推進するためには、どんな工夫や対策が考えられるだろうか?
➁イベントや体験で終わりにせず、日々の教育活動でキャリア教育の視点を入れていくためには、どんな工夫が必要か?
③さらに地域を巻き込んだキャリア教育を実践するためのアイデアや抑えるべきこととは?
ちなみに、13グループのうち、もっとも選ばれたテーマは➁でした!
①のテーマでは、
・自治体が主となって連携・協同の仕組み作りをして目標を明確化する
・キャリア教育の本質・デーマを職員みんなで共有する
などのアイディアが上がり、
➁のテーマでは、
・各校の独自性を楽しみ、つなげていく
・キャリア教育の視点を、教育活動、行事、日常生活でも活かす(目標、役割、仕事、ふりかえり)
③のテーマでは、
・地域資源をマップにして小中で共有する
・その地域在住のコーディネーターを設置する
・信頼関係をつくり、事業所と学校の相互のフィードバックをして来年度にきちんと活かす
などが話し合いの成果として挙げられました。
さすが、県内のキャリア教育を熱心に実践されている先生方!
こんな声も聞こえてきました。
<キャリア教育において工夫していること>
<キャリア教育の課題>
<先生からの感想から>
・対話することで、気づかなかった課題や見落としていた点を見直すことができた。今までやってきたことを見直し、キャリアの視点から工夫することが大切だと改めて感じました
・キャリア教育は、日常的に、全学年、全職員が普通に意識するべきと改めて考えました。
・地域の人とのつながりはアイディアしだい!
それぞれの現場での実感のこもったエピソードや考えを、交流することで、「悩んでいるのは自分だけではない!」「なるほど、こういう考え方もあったか!」と、先生方が研修を通じてパワーチャージ!してくださっているように感じました。このような場に関わらせていただき感謝です。今後もみらいずworksは、キャリア教育に取り組む学校を全力で応援させていただきます!
【本間莉恵】