【活動レポート】新潟東高校〜総合的な探究の時間に向けた職員研修②〜
2018年12月29日 更新
新潟東高校にて、来年度「総合的な探究の時間」試行に向けた体制づくりのお手伝いをしています。
平成30年12月3日(月)に、第2回職員研修を実施致しました。
今回の目的は、
前回の研修で先生方から吸い上げた「総合的な探究の時間で育てたい生徒像」からもう一歩踏み込んで、「生徒に育てたい資質・能力」を明らかにし、
各教科でどのようにその力が育めるか、探究の時間に絡めた教科横断プラン案を作成することでした。
チェックインの後、
「総合的な探究の時間」3年間カリキュラムの大まかな案を共有。
(1年次、2年次、3年次での活動の流れ)
さらに、事前に1〜3年生に実施したアンケート結果(*)についても共有しました。
(*)アンケート内容
①社会の変化に伴い、残りの高校生活でどんな力を身に付けたいと考えているか(〜力と、そう思った理由)
②高校卒業後の進路イメージ、考え(どんな自分でありたいか)
③AIの発展や働き方の変化に対して、高校の授業はどう変化すると良いか?
それを踏まえて、「総合的な探究の時間」全体計画のたたき台をベースに、
特に「生徒に育てたい資質・能力」について検討していきました。
先生方は「生徒たちがこんな風に考えていたんだ」とアンケート結果に驚きながら、生徒に育てたい資質・能力について真剣に議論されていました。
出てきた意見を全体化した後、
今度は担当教科ごとのグループに分かれ、共有した資質・能力を高めるために、教科内ではどんな単元で、どんな学習ができるのか?というアイデアを議論しました。
1年次、2年次、3年次…と3年間のステップも意識しながら、
様々なアイデアが飛び交います。
総合的な探究の時間と連動した、教科横断的な学びの可能性が見えてきた時間でした。
来年度に向けて、先生方が有志検討チームをつくり、
今回の研修で出たアイデアを形にしていきながら、
同時に、探究やPBLについて「先生方が学び合う勉強会」を定期的に企画されていくとのことです。
探究の学びづくりは手探りですが、私たちも先生方と学びながら、
共により良い学びのカリキュラムを生み出していきたいです!
【角野仁美】