【活動レポート】第4回みらいずティーチャーサロン『ABDをしよう!』
2018年12月05日 更新
第3回みらいずティーチャーサロンにて、参加者の学びたいこと・やってみたいことを出し合いながら、今後の学びの計画を立てました。
その計画の第1弾!ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)が11月9日(金)に実現しました!!
成績や評価について考えることを通して「学び」そのものの価値観を広げたり、サロンの参加者同士の共通言語を見出したりするために、今回は『成績をハックする- 評価を学びに変える10の方法 -』という本を題材にABDを行いました。
まずはオリエンテーション。
このサロンの目的や今日の流れをみんなで確認しました。
次にチェックイン。
成績や評価に関する思い出を隣の人とシェアします。
そして、選書の理由を選書メンバーよりお伝えしました。
いよいよABDに入っていきます。
まずは、ABD認定ファシリテーターである、山本一輝氏よりABDについての説明をしてもらいました。どのようにしてABDが生まれたのか。ABDをすることでどんな効果を見込むことができるのか。どんな場面で活用できるのかなど、まずはABDについての知識を学ぶことができました。
ABDの基本的な流れは、コ・サマライズ⇒リレープレゼン⇒テーマ・問い決め⇒ダイアローグの4段階です。
まずは、コ・サマライズ。参加者のみなさんは慣れないワークにも関わらず悩みながらも一生懸命サマリーシートに記入していました。
次に、リレープレゼン。まとめたものを壁に貼りだし、1分30秒ずつプレゼンをしていきます。インプットしたものをすぐにアウトプットすることで、より内容の理解につながったとの声もあがりました。
そして、サマライズやプレゼンを基に話し合うテーマや問いを決め、対話が始まります。一冊の本をみんなで読んだことによる共通の“知“と一人一人の経験が重なり合い、ABDならではの対話ができている様子がうかがえました。
最後に話し合ったことを共有し、終了となります。
「和訳している本でのABDは、やりにくかった」等の意見があるなど、ABDの進め方やポイントに関する学びもこの日は多く持ち帰ることができました。また、「学び」という根本について考えさせられるような内容だったので参加者の「学び観」「教育観」が揺さぶられているような印象を受けました。今後のサロンでも、こういったそもそもの部分を大切にしながら、学び合っていきたいと思います。
次回は、この本にて紹介されているエッセンスを実践されている亀田西中学校の佐藤先生をゲストにお呼びし、ざっくばらんにお話を聴けるような会を予定しています。日程は1月11日19:00~21:00 坂井輪公民館にて行います。
参加者からは、この本に書いてあることが必要なのはわかったけど、実際どうすればいいのかということが疑問に残ってた様子でしたが、少しでもそのヒントが得られるような機会になればなと思います。ぜひ、ご参加ください(^^)
【河合祥希】