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【活動レポート】味方中学校3年生 笹川邸活用ワークショップ

2018年11月20日 更新

11月7日、14日に味方中学校3年生を対象とした『笹川邸活用ワークショップ』を実施しました。
生徒たちはコミュニティ協議会の方々に協力していただきながら、10月20日に収穫祭と合わせて、笹川邸のガイドを経験してきています。その経験を活かして、笹川邸の魅力を多くの人に伝え、来館者が増えるようなアイデアを今回のワークショップでつくっていきます。

また、発表会にはコミュニティ協議会、南区教育センター、南区産業振興課など、総勢約10名の方々が、生徒のアイデアを聴き事業の参考にしようと、おいでくださりました。様々な方々のご協力をいただきながら行った、生徒たちの活動の集大成となるワークショップ・発表です。

それでは、2日間の様子をご報告致します。

<11月7日 授業1回目>
授業1回目では、アイデアを作成し発表の準備をするところまでを目指します。


まずは、コミュニティ協議会の石塚様より笹川邸についてや笹川邸でのこれまでの活動などの紹介。
生徒は石塚様のお話を真剣に聞き入っていました。自分も役に立ちたい!貢献したい!という想いが湧いてきたのだと感じました。


 


続いて教室を移動し、アイデアポップコーン。
強制発想法とも言い、偶然組み合わさった要素同士からアイデアを強制的に発想する方法です。今回は、「地域資源×仕掛け×ターゲット」のカードを用意し、アイデアを発想していきました。


その後、グループの中でアイデアを一つに絞り、ポスター作りをします。
まずは企画シートを使ってアイデアを深堀り。ある程度、アイデアが具体的になってきたらポスターを作成していきます。

グループでうまく分担してポスターを作成している姿が印象的でした。


最後に、ミニ発表練習を行い終了です。

<11月14日 授業2回目>
第1回目から1週間が経ち、早くも発表当日となりました! 

 
今日はまず、前回の授業で出したアイデアを一人一つずつ選び、発表に向けた声出しの意味も込めて、ペアで発表し合いました。
自分が考えたアイデアを楽しそうにいきいきと語っていました。ゲストの方々にも入ってもらったのですが、「これはもっとこうするといいんじゃないか?」など、ゲストからアドバイスや意見をもらっている姿も見受けられました。


そしていよいよグループでの提案を発表します。
生徒たちは考え抜いたアイデアを堂々と発表していました。

すべての発表が終わり、投票タイム。
1人2枚の「いいね」シール各班の模造紙に貼っていきます。


その後、講評タイム。
コミュニティ協議会、南区産業振興課、南区教育センターの方々より、発表へのフィードバックがあり終了となりました。

[生徒たちの振り返り]
・一生懸命に企画を考えているのは年配の人がほとんど。私たちも地域のためにできることを見つけて、一緒に考えていく必要があるのだなと思った。
・質より量で、みんなでアイデアを考えるのはとても楽しかったしこんなにうまく浮かんでくるんだと驚いた。
・自分なりのアイデアが他の誰かには思いつかないかもしれないから、発言は積極的にしたほうがいいと思った。

この授業では、生徒たちがいきいきとアイデアを生み出し、発表している姿が大変印象的でした。やはり、地域の方々の本気の姿、そして地域の方々が本当に生徒に期待しているんだということが伝わるかどうかが、生徒の活動に影響してくるものだなと改めて感じました。ゲストの方々は、「ぜひ生徒のアイデアを取り入れたい」と言ってくださっていたので、その後、実現に向けた動きが生徒たちと共に始まっていったら素敵だなと思います。

【河合祥希】