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【活動レポート】新発田中央高校キャリア教育授業〜みらいずトーク〜

2018年10月23日 更新

こんにちは。みらいずworksインターン生の横山詩織です。

 

9月18日(火)に新発田中央高校のキャリア教育授業の第2回目として、大学生によるみらいずトークを行いました。

 

みらいずトークとは、大学生がとの対話を通じて高校生が未来を考えるきっかけをつくるキャリア教育プログラムです。今年は、33名の学生スタッフが集まり準備を重ねてきました。

 

当日は、大学生が自分の人生を振り返って高校生に伝えたいことを紙芝居にまとめ高校生に披露する「紙芝居トーク」、その後、今熱中していることから自分の構成要素を深堀する「自分発掘ゲーム」を行いました。

 

今年の9月のみらいずトークのテーマは、「今の自分を大切にする」です。

 

新発田中央高校のキャリア教育授業は全部で3回あります。私たちは、この3回の授業が終わった後に高校生に、自分自身の良さに気づき、自分の考えを大事にして前向きに自信を持ってほしいという気持ちで準備してきました。

 

キャリア教育授業の2回目にあたる9月18日のみらいずトークでは、高校生自身に今の自分を見つめてほしい、過去の自分が今の自分を構成していることを感じ、将来を前向きに描いてほしい、将来の自分を描くためにはを今の自分を見つめる必要がある、そう考え、紙芝居やワークを考えてきました。

 

当日の様子をお伝えします。

 

まずはオリエンテーション。今日の趣旨や大学生の紹介を全体で行いました。

その後は一筆書きリレーでアイスブレイクです。

お題は「ミニーちゃん」でしたが、個性的なミニーちゃんがたくさん登場してみんな緊張もほぐれたようでした。

 

そして、早速紙芝居トーク①に入ります。

大学生が自分自身の人生を振りかえり、楽しかったことも、辛かったことも1つの紙芝居にまとめて、それぞれ自分の言葉で高校生に伝えます。

12分間の紙芝居が終わると、質問や感想を高校生が紙に書いて、それを大学生に渡します。大学生はランダムに読みあげ、質問に答えるだけでなく、高校生自身にも問いかけ、会話が生まれます。

 

私自身も紙芝居を読ませてもらいましたが、等身大の自分の言葉で語ることで、相手に想いは届くのだと実感できました。

 

「自信がない時はどうしますか?」「大学ではどんなことをしますか」こんな質問が飛び交い、先生でも親でもない、今日会ったばかりの大学生という関係だからこそ伝えられることもあって、また私も高校生の考えを聞くことができてとても貴重な機会でした。

 

それぞれ休憩をはさみ、グループを変え同じように紙芝居トーク②を行いました。

 

さて、その後は自分発掘ゲームを行いました。

自分発掘ゲームとは、今自分が熱中していることや時間を費やしていることから、それがあることで今の自分はどうなったか、どんな影響を受けているのかを考えるゲームです。

 

まず始めに高校生自身が、今熱中していること、時間を費やしていることについてできるだけ付箋に書いていきます。

 

個人差はありましたが、付箋を10枚以上使う高校生もいて、好きなものがあるってとても素敵なことだなぁと感じました。

ブレストした後は、自分が書き出した数ある付箋の中から、一つ、「自分が熱く語れるもの」を選び、それについて5W1Hの紙に従って深めていきます。

「それを始めたきっかけは?」「なぜ続けられたの?」など、自分自身に問いかけて連想ゲームのようにたくさん紙に書いていきます。

 

大学生自身も自分で書いた見本をもって説明し、必要があれば高校生に声をかけていきます。

そして最後に、今深めていた付箋に書いてあるもののおかげで今の自分はどうなったか?それを通して学んだことを書きだして、もくもくで囲みます。

自分発掘ゲームの後は振り返りです。このゲームを踏まえて気づいた自分の構成要素をまとめ、これからどんなことをするか、行動していけばどういう自分になれるか、を個人で考え、ワークシートに具体的に書いていきます。

 

そしてグループで感想を共有しました。

 

高校生を近くで見ていて、たくさん書ける高校生、書くのに時間がかかっている高校生、様々いました。

 

ワークを完成させることはもちろん大事だと思います。でもそれ以上に普段考えないこと、自分について見つめなおす機会こそが高校生にとって貴重な経験になるのだと感じました。

 

そして、今熱中していること、高校生のうちだからこそ経験できること、吸収できることがたくさんあると思います。普段何気なく取り組んでいる部活や勉強、趣味、すきなことに意味や価値があることに気づき、高校生自身がまた明日からの一歩に繋げてくれるといいなと心から感じました。

【インターン生 横山詩織】