【活動レポート】みらいずカレッジ2018:講座①〜教育ファシリテーション入門〜
2018年10月22日 更新
「LEARNING SHIFT〜人生100年時代における、学校の学びの姿とは?〜」をテーマに各講座をデザインしている、みらいずカレッジ2018。>>https://miraisworks.com/2194
講座第1弾として、2018年8月18日に「教育ファシリテーション入門」を開催しました。
県内外より教員、教育NPO、団体職員、学生、会社員など多様な立場の12名の方にご参加いただき、教育ファシリテーションのエッセンスを学び合う場となりました。
当日の様子を写真を中心に、お伝え致します。
チェックインとOURルールづくりの後、まずは「問いづくり」。
グループに分かれ「教育ファシリテーションの意義や可能性」という焦点に対し、思い浮かぶ問いや疑問を洗い出していきます。
それぞれのグループで絞った質問を全体で共有。
教育ファシリテーションへの問題意識を深掘りしてからレクチャーにうつりました。
レクチャー後は、3人組のインタビューを通して
それぞれの持つファシリテーションへの考えやファシリテーターとしての願いを見つめ直し、掘り起こします。
–「ファシリテーションを活かしたいのは、誰のどんな場ですか?
その人に起こしたい変化はどんなものですか?
あなたはその人にとって、どんな存在でありたいですか?」
昼食を挟み、午後からはファシリテーション演習。
ファシリテーターはどのように対話を深めていくのか?について、
「スパイダー討論」の見取り方を応用しながら、自分たちのつくる話し合いの場を観察&フィードバックし合うことで探究していきました。
グループメンバーに「観察者」を2名設定し、自分たちの話し合いを記録しながら
ファシリテーションにより話し合いの深まりを自己評価していきます。
観察者は、①発言をそのまま記録する人と、②誰がどんな内容の発言をどれだけしているかメモしていく人に分かれます。
話し合いが終わると、観察者は記録した内容を基に、
チームの話し合いを客観的に見て気づいたポイントや深まりを促す作用について、フィードバックします。
話し合いを立体的に可視化することで、1人ひとりの発言の意図や背景や、グループダイナミズムを捉える視座を高めました。
最後は、個人でのハーベスト。
ファシリテーショングラフィックを用いて、教育ファシリテーションのエッセンスをどのように活用していきたいか、1人作戦会議を行いました。
みらいずworksが数年前より開催してきた「教育ファシリテーター養成講座」のエッセンスに、新たに「場の見取りと観察」の要素を加えてお届けした今回の講座。
私たちも日々、みなさんと共に学びのチャレンジを続けていきたいです!
【角野仁美】