【活動レポート】高志中等教育学校 探究活動
2018年10月03日 更新
昨年度より「新潟市地域魅力創造事業」として、新潟市立高校3校のキャリア教育のお手伝いをしています。
今年度、新潟市立高志中等教育学校では4年生(高校1年生)117名を対象に、
「社会課題を解決する起業家マインド育成プロジェクト」として探究活動の企画・運営をサポートしております。
半年間で「新潟の地域課題」を解決するためのビジネスプランを考え、表現します。そのプロセスの中で、自分の興味のある分野や領域を模索しながら、今後いかに社会へ貢献してくのかという「志」や、新潟市へのシビックプライドを育むこともねらいです。
今回は「観光・IT・食」という切り口を絞り、自分が関心あるテーマを選択してプランを練り上げます。
8月に実施した2回のオリエンテーション授業について、簡単に振り返ります。
①【探究のオリエンテーション授業:1コマ】・・・8月29日(水)15:15〜16:02
これからの学習のオリエンテーションを行いました。
–「探究学習」とは、何のために?どのように取り組むの?
はじめに導入として、社会や求められる力の変化に触れながら、リアルな地域課題から、自らの学びを生み出すことの重要性をお伝えしました。
その後、新潟市が抱える問題点について「観光」「IT」「食」の切り口から情報提供。
グループに分かれ「質問づくりワーク」を行い、問題意識を掘り起こしました。
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②【ゲストを招いて土曜授業:4コマ】・・・9月1日(土)8:30〜12:20
探究に向かう自分のこれまでの経験や興味関心を掘り起こし、
実際に新潟で活躍している起業家3名をゲストにお招きしてお話を聞きました。
また、ビジネスプランの作り方について、新潟市で中小企業の支援等を行っているIPC財団の春川様よりレクチャーいただき、これまでのゲストの話を踏まえ情報整理を行いました。
<ゲスト>
「IT」:ウォーターセル株式会社 代表取締役 長井 啓友様
「観光」:一般社団法人ピースキッチン新潟 代表理事 横山裕様
「食」:80万人のためのフレンチOV オーナーシェフ 富樫一仁様
新潟IPC財団 春川英広 様
最後に、ゲストの皆様から
これから探究を進めていく生徒へ向けてメッセージをいただきました。
本気の大人との出会いに目を輝かせる生徒の様子が印象的でした。
今度は自分の手と足を動かしながら、探究を進めていきます。
引き続き、彼らの学びをしっかりサポートしていきたいです。
【角野仁美】