【活動レポート】リアル版しごとトーク<後半>
2018年08月09日 更新
こんにちは!河合祥希です。
それでは、リアル版しごとトーク後半の「しごと体験」「しごとトーク」「グループトーク」の様子についてご報告致します。
私が担当させていただいていたのは、古民家イタリアンarmoniaのシェフ真保元成さんです。小学生の頃より料理人を志し、料理人になった今も「新潟の食の魅力を世界中に発信する」という想いを胸に、こだわり抜いた一皿を提供しています。
そんな真保さんのしごと体験は「パスタづくり」。
あらかじめ仕込んである、小麦粉と卵しか使用していないパスタ生地を伸ばし、「ファルファッレ」という種類のパスタを作ります。四角く切った生地の真ん中を3回力強くつまむことでできるのですが、思ったよりも難しいらしく、生徒たちは苦戦しているようでした。
生パスタを初めて見て触った生徒たちは、「色が全然違う」「やわらかい」と驚いていました。
その後、あらかじめ用意してくださっていたトマトソースのファルファッレをいただきました。いつも食べている麺状のパスタとの食感の違いを感じながら食の面白さ、奥深さを体感しました。
続いてしごとトーク。
真保さんのお話で印象的だったのは、すぐ次のことだけ(中学生だったら高校進学のことだけ)を見るのではなく、その先(どんな仕事をしたいのか、どんな暮らしをしたいのか、どんな人生を送りたいのか)を見据えた上で目の前のことを考えていたということです。もともと、小学生のころから料理の道を志していた真保さんは、「料理人になるためには今何が必要か」ということを常に考えて行動していたそう。
他にも、印象的なお話がたくさんあったので、ぜひ9月9日・23日の新潟日報ふむふむJにてご覧いただけたらと思います。
そして、グループトーク。
ゲストも含め5人程度のグループになり「将来の夢や目標ってある?将来に向けて中学生・高校生のうちからできることってなんだろう」というテーマで対話をしました。まずゲストから話を切り出し、みんなはどう?という流れで対話が進んでいきました。
「僕は○○になりたいです。」→「じゃあ、そのためにはなにが必要かな?」とゲストが一人一人の生徒の考えを深堀り、引き出してくださったため、生徒たちの将来に対する考えがより深まる時間となりました。
その後、振り返りをします。
「今日の気づき・感想」と「明日からの一歩」を書き出しました。
最後に記念撮影をして終了。
全体を通して、生徒からは
・専門的な仕事をするにはたくさん修業が必要だと知った。
・いろんなことに興味をもって行動することの大切さを感じた。
・次のことまでしか考えていなかったけど、その次のことを考えなきゃ。
・小学生のころから料理人になるって決めて行動してきたのがすごい。
という感想が上がってきました。
普段なかなか接することのない職業の方と、直接触れ合うことができたのは大変貴重な経験だったのではないでしょうか。
また、大工を目指している生徒は大工体験とお話を聞き、「こうしてはいられない!いままでよりももっと大工になりたい気持ちが強くなった!」とやる気にみなぎっていた様子でした。そういった出会いが生まれ、とても嬉しく感じています。
今回のリアル版しごとトークを経て、生徒たちが自分たちなりに将来について考え、一歩を踏み出していってもらえたらと思います。
【河合祥希】