【活動レポート】公民館職員ファシリテーション研修
2018年07月11日 更新
みなさん、こんにちは。角野仁美です。
6月22日(金)9:00〜16:00、横越地区公民館にて、公民館(2〜3年勤務)職員向けのファシリテーション研修を担当させていただきました。
27名の参加者の皆さまと共に1日過ごさせていただく中で、ファシリテーションの基礎や現場での活用について、実践的なワークを中心にお伝えしました。
当日の様子を簡単にお伝えします。
まずは、オリエンテーションとチェックイン。
この研修で学びたいこと=マイゴールの設定と、
今の気持ちや状況を確認しグループでシェアをしました。
その後、ミニレクチャー「ファシリテーションとは?」を通して基本となるエッセンスをお伝えし、
一体なぜファシリテーションが大切なのか?ということを、
体感していただくため「価値ランキング」というワークにチャレンジしました。
あるお題に対して、まずは個人で項目に対するランキングを考え、
それぞれの意見を尊重しながら、グループでのランキングを作成するワークです。
個々人の意見の多様さや、合意形成する難しさや面白さを感じて頂きました。
個人の「意見」の背後にある「信念や価値観」を丁寧に共有することが、
互いの意見を尊重しながら、新たなものを生み出すために大切であり、
そのために”対話”が必要なのだということ。そんな気づきが生まれる時間でした。
その後、3人インタビューワークにて、
ファシリテーションにおける「聴く・書く・話す」のポイントを練習し、
ファシリテーショングラフィック演習を行いました。
研修の企画委員の方にテーマに対する話し合いを行っていただき、
その内容を参加者全員で、同時多発的にグラフィックしていきます。
ギャラリーウォークで、自由にお互いのグラフィックを見合い、書き方の工夫を学び合いました。
昼食を挟み、午後からは「質問づくり会議」を行いました。
「公民館のこれから」という質問の焦点に対して、とにかくたくさん問いを出し、
質問の優先順位を踏まえて、今この場で話したい問いをグループごとに2つ再構築しました。
それぞれで設定した問いに対して、ファシリテーター役・ライター役を決めて
ファシリテーションを意識しながら、実践的な話し合いを行いました。
ファシリテーターとライターのポイントを振り返りつつ、2ラウンドの話し合いを経て、
プレゼンタープレゼン方式で話し合いの内容を共有。
最後、研修全体をふりかえり、マイゴールに対しての学びを確認し、終了となりました。
これからの社会教育におけるファシリテーションの重要性を改めて学ばせていただきつつ、
ファシリテーションを活かし、社会教育としてどんな事業を展開していくか
引き続き、私たちも共に考えさせていただきたいと思いました。
研修委員の皆さま、ご参加の皆さま、ありがとうございました。
【角野仁美】