【活動レポート】北越高等学校授業改善 初任者研修
2018年07月09日 更新
こんにちは! みらいずworks河合祥希です。
7月3日に北越高等学校にて、今年度勤務になった先生方を主な対象として、授業改善のプログラムを行いました。北越高等学校では“研究推進係”を設定し、その先生方が主体となって授業改善を進めていました!
それでは、当日の様子をお伝えいたします。
まずは、オリエンテーション。研究推進係の佐藤先生より、今回の研修の趣旨説明を行います。
また、今年度の研究の方針や進め方について、説明がありました。
その後チェックイン。近くの方と24時間以内に起こったGood(良かったこと)&New(新しい発見)を共有します。
放課後に集まっているので、「今日の授業は上手くいった!」などといった声が聞こえてきました。
続いて、これまでの授業改善プログラムの振り返りを行います。
今までの研修の成果物、教科部会の取り組みなどを踏まえて今日までの流れを全体で共有しました。
いよいよダイアログ。
まずは今年の方針である、「新テストに向けて、主体的・対話的で深い学びを実現する」に対して、1学期の授業における成果や課題についてざっくばらんに話をしました。
やりたいけど、できないもどかしさや、意外とうまくいったことなど、1学期の授業をこの時間で振り返ることができました。
その後、みらいずworks山本よりレクチャー。
「経験学習から考える主体的・対話的で深い学び」というテーマで説明をしました。
心理学の先行研究等を紹介しながら、経験学習に必要な要素・プロセス、課題設定における注意点などを紹介しました。
先生方も、理論を自分の中でかみ砕きながら理解されている様子でした。
レクチャーを経て、マグネットテーブルに移ります。
振り返りやレクチャーを踏まえ、深めてみたい疑問やテーマに対し、数名でグループを作りダイアログをします。
・やらされている感をなくし、フィードバックを充実させる手立てとは?
・効果的な課題設定に必要なことは?
など、課題設定やフィードバックについての問いを立てているグループが多かったように思います。
そして、ダイアログの成果をA3用紙にまとめ、ギャラリーウォークで共有します。
課題設定に関しては、「与えられた課題だけでなく、自分で課題を選び取り組むことが大切だ」といった意見が。
リフレクションに関しては、「数値だけでなくきちんとその場その場での想いや学びを言語化するということがポイントになる」という意見が出ていました。
最後に個人ワークです。経験学習の振り返りシートに記入しました。
そして、今日の感想をグループにて共有して終了となりました。
今回は初任者研修という位置づけでの授業改善だったのですが、若手の先生方が試行錯誤しながら、いかに学びの多い授業を生徒たちと作っていけるかということを真剣に考えている姿がとても印象的でした。私も、まずは私自身の“学び”自体をしっかりと客観視し、経験による学びを自分のものにしていきたいです。
【河合祥希】