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【活動レポート】NPO新人・若手スタートアップセミナー

2018年07月06日 更新

みなさんこんにちは。みらいずworksの河合です。6月29日~30日の二日間で、「NPO新人・若手スタートアップセミナー」を行いました。新潟NPO協会主催、みらいずworks協力で企画したこの研修。県内のNPOから9名集まり、「NPOとは?市民活動とは?」「なぜ、何のために私たちは今、NPOにいるのか」ということについて深めました。1日目は研修。2日目は福島潟で散策&市民活動についてのお話をビュー福島潟の佐藤様より聞きました。それでは2日間の様子をお伝えいたします。

1日目
~研修~


まずはサークルにて、アイスブレイク。
最初にフリップを使い、自己紹介といまの気持ちを共有しました。
また、体を動かしながらその人の名前と、それぞれの人について知るアクティビティも行いました。

 


次に、机に移動して質問づくり。テーマは「NPOで働く」です。
・(個人に対して)なぜ、NPOなのか?
・誰のために、何のために活動しているのか?
・どのような働き方があるのか?(暮らしと仕事のバランス)
・どうしたらNPOの認知が高まるのか?
など、さまざまな問いが出ました。

 


休憩をはさみ、新潟NPO協会理事・事務局長の石本貴之氏より、NPOに関するレクチャーがありました。NPOの日本における成り立ちや歴史、課題など、幅広く学ぶことができました。特に、NPOとしての役割でもあり課題でもある、「市民性の創造」という部分は自分も特に探究していきたいと感じました。

 


お昼ご飯を食べ、午後のプログラムに移ります。

 


まずは、センパイ紙芝居トークです。
紙芝居をするのはNPO協会理事・事務局長の石本氏、みらいずworks副代表理事の本間。
紙芝居では、NPOで仕事をするまでの道のりや働いているなかでの壁、それをどう乗り越
えたか等のお話を聞くことができました。
新潟のNPO法人の第一線で活躍している方の想いやストーリーを聞き、特に、「先輩たちもいまの私たちのような壁にぶつかってきたんだ」という安心感を抱いた参加者もいたようです。

 


次に、今度は参加者が自身のストーリーを棚卸します。
人生チャートを書き、共有することで自分や同期の仲間のストーリーを感じていきます。
私は聞いていて、やはりそれぞれの社会に対する問題意識に対するアプローチは違っても、根本は似ているなという印象を受けました。

 


その後、OSTを行いました。
今回は、「市民性創造のためにはどんなプロセスで、何が必要か?」
    「地域の課題をどうやって見つけるか?」
    「隣の人と醤油を借り合う関係性をつくるには?」
など様々な問いに対して対話を行いました。
市民性の創造に大切なのは、「そこに暮らしている」という意識があるかということ、また、プロセスを発信するということ。課題をどうやって見つけるかに対しては、無理に見つけるものではないが、あるモノゴトに対して自分との関係をどう見つけるかが大切であるといった意見が出ていました。短い時間ながら充実した対話の場だったと感じています。

 


最後にみらいづくりワークです。
これは、目指す理想の姿を最初に描き、現状を見つめてどこにどのように手を打っていったら良いかを自分で見つめるものです。NPOとはなにか、私たちは何を目指していけばよいのか、などを考えた1日の総まとめの時間でもあり、次につなげるための時間でもありました。

そしてチェックアウト。それぞれの研修での学びやこれからの問いを共有して終わりました。

 

~懇親会(BBQ)~


記念撮影を済ませたら、本日宿泊する地である、福島潟の「菱風荘」に向かいます。
研修では聞き足りなかった、話し足りなかったことについて話し合いながら、おいしい肉を食べながら夜中まで共に過ごしました。

 

~部屋にて~


BBQが終わり、部屋に戻ります。部屋に戻ってから、NPOのボードゲームをする予定でしたが、全員まだまだ話し足りず、語り合って夜を過ごしました。
それぞれの想いやストーリーが交差し合うとても良い場でした。

 

2日目
~朝ごはん~


夜遅くまで語っていましたが、みんな早起き!
朝ごはんを作って、食べました。
メニューは、昨日のBBQで余った焼きそばと、手作りのみそ汁です。みんなで力を合わせて作ったご飯は格別でした。

 

~福島潟散策・ビュー福島潟見学~


10時にビュー福島潟の佐藤さんと合流し、福島潟を散策しました。福島潟の広大な自然と、そこで活動する市民活動団体についてのお話を聞きました。青空のもと、自然のなかを歩きとても清々しい気分になりました。また、実際に活動している方々ともお話ができ、前日の研修の中での話や考えていたことと現実がつながったような感覚を覚えました。

NPOでは同じ組織内に同期のスタッフがいない場合が多かったり、自前で研修の機会を設けることが困難だったりします。「NPOとは?市民活動とは?」というそもそもの問いや、「なぜ、私たちはNPOで働いているのか」といった自分の棚卸をする問いに対して深めていくことにより、NPO同士の横のつながりを生み、新たな動きにつなげていきたいと思い、企画しておりました。

実際に、研修後こんなことやりたいね!ということが新人の中ででてきたので、協力しながらみんなで作っていけたらと思います。

この研修は半年後もう一度行われます。それぞれが、また現場に戻り奮闘しながら、つながっている仲間として支え合っていけたらと思います。また成長した姿を見せあえることを楽しみにしています。

【河合祥希】