【活動レポート】みらいずティーチャーサロン キックオフイベント
2018年04月02日 更新
こんにちは。みらいずworksスタッフの河合祥希です。
若手教員や教育に関心のある学生、社会人、高校生等が主体的に学び合うコミュニティのキックオフイベントとして、みらいずティーチャーサロン(仮称)を3月17日(土)に開催いたしました。
教育を志す若手が活発に学び合うことで、新潟の教育を盛り上げていきたい!という想いを込めてこの場をつくりました。
当日の様子をご報告いたします。
まずはアイスブレイク。自己紹介をして、互いに握手をするというものです。体を動かしながら場に慣れていきました。
続いて、河合によるインターン活動報告。なぜインターンを始めたのか、インターンの中でどんな経験をしたか、そこからどんなことを学んだか、そして、これからどんなことを目指していくのかということについてお話いたしました。たくさんの質問や感想をいただくことができ、自分の考えについてこの場のなかでも深めることができました。
その後、学生スタッフの上山よりファシリテーションのレクチャーを行いました。ファシリテーションに触れたことのある方もおりましたが、ファシリテーションが必要とされる背景や基礎知識からしっかりと確認いたしました。
そして、ペアインタビューによってファシリテーションのスキルを実際に活用しながら一人一人の考えや価値観の整理を行いました。テーマは「いまの学校教育に対して感じていること」です。生徒の学び方についてや、教員の多忙さについて、部活動の是非にまで言及している方もおり、多様な考えを引き出すことができました。
休憩をはさみ、「どのような学びが欲しいか」というテーマのもと高校生によるパネルディスカッションを行いました。他の参加者は、高校生の対話を注意深く聴いていました。
高校生からは、「もっと学んだことを実践する場が欲しい」「学校は宿題が多すぎて、自分の興味のあることを探究できる余裕がない」などの意見がでていました。また、生徒達からは欲しい学びを実現するためには「学校だけではなくもっと自分たちが地域や社会に出て積極的に自分から学びを取りに行く姿勢が大切だ」という発言もありました。高校生たちの学びに対する想いや考えを聞き参加者たちは様々なことを感じ、大きな刺激を受けた様子でした。
続いて、ファシリテーション演習。テーマは「一人一人が欲しい学びを実現するために今、私たちは何ができるのか」です。ペアインタビューや高校生による対話を経て、実際にどのように学びを実現していくかということについて話し合いました。学校ができる範囲をしっかりと把握し、できない部分は地域と協力していく必要があるという意見や、固定概念を揺さぶるような話を聞いてみたい(様々な生き方をしている人の話など)といった意見がありました。
そしてこのコミュニティの仲間と、共にどんな学び方をしていきたいかという具体的な案を各班から出して集類をしました。自分たちの手で主体的に学び合っていくために、ここで出てきた意見をぜひ活かしてこれからのコミュニティを創っていきたいと思っています。
最後に、次回サロンについて皆で予定を調整し、終了となりました。
*次回(第1回)のサロンは、
日時:5月18日(金)19〜21時
会場:坂井輪地区公民館(和室)
ゲストティーチャーは新発田高校の内川先生をお迎えする予定です。
私は今回、この場を作るなかで多くの失敗を経験しました。特にファシリテーターとして、ワークショップをつくる人として足りていない部分を痛感致しました。ひとつひとつの反省点をしっかりと見つめて、行動しなければならないと感じました。しかしながら、同時にこのコミュニティの参加者ひとりひとりの想いも強いものを感じ、そんなみなさんと共に学んで成長していけることにわくわくした気持ちでもあります。
このコミュニティが今後、みなさんの第三の居場所として共に学び合い、切磋琢磨しながら新潟の教育に寄与していけたら嬉しく思います。
【河合祥希】