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【活動レポート】新発田市立本丸中学校ファシリテーション「リーダー研修」

2018年03月26日 更新

こんにちは。

学生インターンの松井美帆(立命館アジア太平洋大学3回生)です。

319 () に本丸中学校で行われたファシリテーション「リーダー研修」の様子をお伝えします。

今回は、本丸中学校の生徒会総務役員、専門委員会、学級委員、部活動部長を対象にファシリテーションリーダー研修を行いました。

最初に導入ゲームのアイスブレイクを行いました。

最近の「良かったこと」もしくは「新しいこと」をペアで話し合いました。

緊張が解け、和やかな雰囲気になりました。

 

アイスブレイク後、ファシリテーションとは何か、ミニレクチャーをしました。

皆、ファシリテーションという言葉を初めて聞いたようで、真剣に聞いていました。

なかにはノートをとっている生徒さんもいました。

ファシリテーションの基礎になる「聴く」「書く」「話す」の3つの役割があること、

それぞれの役割のポイントを説明した後、

ミニ座談会を実施しました!

みらいずworksスタッフの角野が「書く」役、本間が「聴く」役、

そして生徒会の3名に協力してもらい「話す」役をやってもらいました。

生徒の皆は前に集まり、3つの役それぞれを観察します。

座談会が終わり、観察して思ったことを皆で話し合いました。

聴く人は

·         話している人の話を遮らない

·         最初に、話し合いの目的を話す

·         「どういう事が大切だった?」と結論は皆で決める

書く人は

·         書く人もあいづちをうつ

·         相手の目をみる

·         色使いを決める

などの意見がでていました。

このワークで気づいたことを大切にしながら、3人インタビューを実践していきます。

 

今回31組で話し合うテーマは、

「自分がリーダーとして話し合いを進める時に、困っている事、気になっていることは?」です。

「話が広がらない」「それぞれ意見は出るが、そこからどう広げたらいいか分からない」「一部の人しか話してくれない」

など、色んな悩みを抱えているようです。

ワーク後、振り返りを行い、どの役が一番難しかったか話し合いました。

「書く」話すスピードが速い、要点をまとめるのが難しい。

「話す」どう話したら伝わるか、考えないといけなかった。

「聴く」自分が話すのが好きだから、大変だった。

3役それぞれ難しさがあったようです。

 

休憩を挟み、今度は6人でグループワークをしました。

テーマは、

「リーダー(ファシリテーター)として、自分はどんなチーム(生徒会/委員会/部活)を2018年度作っていきたいですか?」です。

今回、聴く人(ファシリテーター)と、書く人を1人ずつ決め、話し合って出た意見を模造紙に書いていきます。

途中、ギャラリーウォークをし、他の班ではどのような事を話し合ったのかを見て回りました。

再びグループに戻り、話し合いの中で出た意見を3つに絞り印をつけていきます。

最後に、グループで話し合ったことを発表する人を1人決め、

残りのメンバーは他のグループを見に行くプレゼンタープレゼンをしました。

 

生徒さんから頂いた感想をいくつか紹介します。

·         自分は今まで否定をしていた時がありました。でもそれが原因で話しにくい雰囲気をつくってしまっていたということがわかりました。

 

·         聴くときは、相手が本当に話したいことをきき出せるように、書く時は、鏡になれるように、あいづちなども入れて、相手の意見を受け入れられるように、話す時も自分の意見がしっかり伝わるようにしていくことが大切だと気づきました。

 

·         自分の意見とみんなの意見(4)の存在があるからこそ、より新しいアイディアが浮かびやすかった。私は良いひらめきはなかなか出ないけど、話し合いをすると全員が納得するアイディアが浮かんでくるのがおもしろかった。

 

·         委員会の振り返り活動では、今までは、11人がただ意見を出しておわりだったので、これからはファシリテーションで、振り返り活動をより深いものにしていきたい。

 

·         今日、この授業を受けて、出してもらった意見から、さらにどんどん意見を出すことが出来ることを知った。話をすることが苦手な人も、話ができるように、自分から雰囲気をつくっていきたい。様々な意見が出ると、話が広がって、楽しくなりました。

 

·         ファシリテーションは自分の意見をいうことと、他の意見をきくことで、すごく楽しく話し合えました。今まで否定されることがトラウマであまり、自分の意見を言わなかったけど、話してもいいんだという気になれた。

 

·         本当は皆意見をきちんともっていることが分かった。しーんとなるのは言いづらい空気だからで、雰囲気づくりを上手にやれば、活発な話し合いになる。

 

·         みんなの話を聞くことの大切さがすごく分かった。「聞く」ではなく「聴く」だなと思った。もっと多くの場面でつかっていって、ファシリテーターとして、上手になりたいし活用していきたい。

 

今回の研修に参加してくださった皆さんは、リーダーという事もあり、吸収がとても速くて驚きました。雰囲気も良く、真剣に取り組んでいるのが伝わってきました。リーダーは責任感を持たなければならなかったり、大変なことが沢山あると思います。1人だけで頑張らず、ぜひ周りの皆の力でチームを作っていってほしいと思います。皆さんの今後の活動が実り多いものになりますように。

【みらいずworksインターン生 松井美帆】