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【活動レポート】胎内市立築地小学校ファシリテーション授業

2018年03月26日 更新

皆さんこんにちは。

学生インターンの松井美帆(立命館アジア太平洋大学3回生)です。

今回は314()に胎内市立築地小学校で行われたファシリテーション基礎授業の様子をお伝えします。

今回は小学校5,6年生を対象にファシリテーション授業を行いました。

初めに、導入ゲームとして皆でチェックインをしました。

チェックインでは、24時間以内にあった新しいこと、良かったことをペアで共有します。

1分間、どちらかが一方的に話さないように意識して話し合いをしました。

 

チェックイン後、ファシリテーションの基本練習に入りました。

基本練習では、3人インタビューを実施しました。

ファシリテーションの基礎になる「聴く」「書く」「話す」の3つの役割に分かれます。

「あなたの好きなこと、ハマっていること」をテーマに、

交代しながら3人が全ての役割を体験しました。

サッカー、ゲーム、Youtubeなどの様々な、好きな事を聞く事ができました。

ワーク終了後、振り返りを行いました。

実際に3人インタビューをやってみて、生徒たちからは、

「きかれる側の意見をより深く質問するのが大変だった」

「質問をだすときに言葉がつまってしまった」

「あいづちやうなずきが大切だと分かった」

という感想がでていました。

 

次に、3人インタビューで学んだことを活かしながら、

今度は6人のグループを作り、あるテーマについて話し合いをしました。

今回のテーマは                        

  「3年後、築地小学校が地域や保護者から感謝され、日本中から注目される学校になりました。一体どんなことが起こった?」

  「私たちがこれから大人になるために、知りたいこと、身につけたいことは?」

  「築地小学校がもっと楽しく、面白い学校になるために、やってみたいこと、在校生にたくしたいアイディアは?」

グループで1つのテーマを選び、意見を出し合います。

出たアイディアをどんどん模造紙に書いていきます。

  のテーマを選んでいるグループが多く見られましたが、やはり出てくる意見は違い、

「世界のこまっている人を新潟にまねいて知名度を上げた」

「学校に、保護者、地域の人も来れるレストランができた」

Youtubeで人気になった」

といった意見が出ていました。

 

途中でギャラリーウォークの時間を設けて、他のグループがどのようなことを話し合ったか見て回りました。

ギャラリーウォークの後は、話し合いの中で出た意見の中で大切にしたい事、実現できそうな事は何か話し合い

最終的に3つに絞ります。

絞った意見3つに☆印をつけ、このワークは終了です。

最後に、今日感じたことや気づいたことを発表してもらいました。

<生徒の感想>

·         みんなおどろくような発想をしていて、考えていたのでたのしかった。

·         自分のことを見つめなおすことができた。

·         話す、きく、かく、でグループの人のいろいろなことを知れたのでよかった。

·         授業などで意見を言う時ぜんぜん発言できてなかったので、今日学習したことを活かしていきたいです。

 

今回は5年生、6年生が合同でファシリテーションについて学びました。もうすぐ6年生は中学生に、5年生は最高学年になります。部活や委員会に所属したり、下級生をまとめたりする機会が多くなると思います。今日感じた、グループの皆で意見を出し合う事や、それぞれの持つ意見を聴き、つなげていく楽しさを、これからの彼らの日常生活の中で、大切にして欲しいなと思います。

【みらいずworksインターン生 松井美帆】