【活動レポート】下越地区吹奏楽連盟ワークショップ
2018年03月14日 更新
2月21日県立生涯学習推進センターにて、
下越地区吹奏楽連盟のワークショップのお手伝いをさせて頂きました。
理事の皆さん25名、小学校、中学校、高校、市民楽団など、
吹奏楽を日々ご指導されている先生方に下越全域から参加いただきました。
テーマは、どの部活動でも来年度から大きな課題になる、
「部活動時間の削減と質の担保」です。
まず最初に、GOOD&NEW。そして、自分の好きな1曲を2~3人で共有します。
続いて、
昨年度行った、「吹奏楽を通してどんな人・集団を育てて行きたいのか?」
というワークショップで確認した、目指す生徒像を確認していきました。
次に、ミニレクチャーで、来春から施行される、
新潟市立中学校部活動指導の部活ガイドラインについて情報を共有し、
理解を深めました。
ここからは、メインのグループワークです。
トークテーマは、
「限られた時間で充実した活動を継続するために、できること、やりたいこと」
テーマの視点として、「①活動内容の精選」「➁活動の質の向上」「③保護者や地域、外部団体との連携」を示し、
特に話したいテーマを選んで4~5人のグループに分かれます。
話し合いの中から、共通理解が図れたこと2~3つを
A4用紙に下記、全体で共有化しました。
「時間配分、特に練習の始まりからエンジンがかかるよう工夫する」
「子どもたちがやりたい事を大切にして、練習内容を生徒が自主的に組み立てる」
「運動部の筋肉休めと、文化部の活動の短縮はイコールでない。スポーツを同じ考え方ではダメではないか」
「地域とのつながりに重点を置き、学校の役割の縮小化、教員の役割の見直しが必要」
「学校外で複数校の生徒が集まり練習する場を設けるのはどうか?行政の協力が不可欠」
などの意見が出ました。
部活動の在り方の変化は、多くの学校、先生方、生徒たちに影響があると思います。
簡単に時間を短縮して、質を向上しましょうという簡単なものでもありません。
そもそも、子どもの学びの責任を学校はどこまで担うのか、どれだけ地域が引き受けていけるかという、
とても本質的で大きな課題だと思います。
今回、お手伝いさせていただいて見えてきたことを糧にしながら、
今後も、部活動に関する対話の場のお手伝いを積極的にさせて頂けたらと思うワークショップでした。
【本間莉恵】