【活動レポート】仙台市嘱託社会教育主事協議会ファシリテーション研修
2018年01月29日 更新
1月27日、仙台市嘱託社会教育主事協議会のお招きで、
ファシリテーション研修をさせて頂きました。
小中学校の先生方、社会教育施設に勤務する先生35名に参加いただきました。
団体紹介、GOOD&NEW(24時間以内の良かったこと、発見)の共有から始まり、
ミニレクチャーとして、「社会に開かれた学び」をキーワードに、
新潟市の学校×社会教育施設での取り組み等を交えてお話をしました。
その後、ファシリテーションの基本ワーク、
3人インタビューに進みます。
「聴く」「書く」「話す」をローテーションしながら、
自分の思考や行動のクセについても意識してもらいながら進めました。
テーマは「嘱託社会教育主事になったきっかけや想い」
ベテランの先生方や、資格を取ったばかりの先生など、
年代や経験年数がバラバラだったこともあり、
グループの中で、「震災がきっかけで」「先輩の声掛けで」
「総合学習で地域とつながりたいと思って」
など多様なきっかけや想いが湧き出ていました。
次は、応用編で5人グループでのファシリテーションに挑戦です。
テーマは「社会に開かれた学びを実現するために、
嘱託社教主事だからこそできること、可能性とは?」でした。
「日々の学校の学びが、どう社会に役立つのか、子どもたちに示すことができる
可能性があるのが社会教育主事だと思うんですよね」
「学校の中で、もっと社会教育の重要性を理解してもらいたいよね」
「市民センターの人材バンクと学校の人材バンクをもっと融合していけないかな」など、
たくさんの意見が交わされました。
ファシリテーター、ライターとしてのふりかえりとしては、
「答えない、仕切らない、まとめないって教師にとってはかなり難しい」
「導きぐせがどうしてもでちゃうよね」
「どんどん話が流れて、どこを書き留めていいのかパニックになってしまった」
など、難しさもあったようですが、
じっくり聴きあい、
新しいものを創発するファシリテーションの可能性も感じてもらうことができました。
新潟市にはない、嘱託社会教育主事という制度。
もっと多くの人が社会教育主事の資格を取得し、
学校現場や公民館などで活躍する人が
新潟でも増えてほしいなと思います。
☆嘱託社会教育主事とは、
仙台市内の学校に勤務する先生が、
学校教育に携わりながら,社会教育主事としての専門性を発揮し,
学社連携などの社会教育活動を推進をする制度です。
http://syokutakusyakyou.wixsite.com/home
【本間莉恵】