【活動レポート】中高生みらい探究ラボSPiRAL〜第6回〜
2017年12月21日 更新
こんにちは!スパイラル運営スタッフの河合祥希(新潟大学4年)です。
12月10日(日)、第6回 中高生みらい探究ラボ「SPiRAL」が行われました。
7月から始まり半年間かけて行ってきた「SPiRAL」も、いよいよ今年度の最終回です。
最終回は中高生が今までの活動の中で何を感じ、考え、成長してきたか、自分自身で振り返る回となりました。その様子をご報告いたします!
まずはオリエンテーション。今までの活動を大まかに振り返り、本日の流れを共有しました。
続いてアイスブレイク。今回は「友達から見た私」というワークを行いました。
このワークは、今までの活動の中で友達が見つけた、自分の良いところを書いてもらうというワークです。中高生たちは照れながらも、嬉しそうに書いてもらった紙を見ていました。また、中高生同士で紙を見せ合う場面もあり、ほっこりした雰囲気でスタートしました。
次に、11月に中高生ショップ「Sunny days」を出店した際にお客さんに書いてもらった、アンケート結果の発表がありました。高校生のメンバーが、この日までに集計結果をまとめ、その結果について皆んなで考察するためのワークシートをつくってきてくれたのです!
ワークシートに沿って、アンケート結果について考えつつ、ショップ出店の目的である「新潟の隠れた魅力を発信する」は達成することができたか?というテーマで話し合いました。
話し合いの中では、「商品について知らなかった人が購入してくれたから、伝わったんじゃないか」という意見がありながらも、「そもそも目的に対するゴールを具体的に設定すべきだった」「回収したアンケートが少ないし、来客数を正確に把握できていないから、情報の信頼性が低い部分がある」といった反省点や、その情報をどのように使用すべきかについても話が広がっており、中高生は多くの学びを得ているようでした。
その後、会計担当だった商業高校生のメンバーから、出店した中高生ショップ「Sunny days」の決算発表がありました。
それをもとに今回の売上げはどうだったか、今回出た利益は安いか高いか、などについて話し合いました。「一回きりの出店ではなく、今後続いていくとしたら固定費の割合が小さくなる」といった商業高校生ならではの視点があったり、初めてこういった数字に向き合う参加者からも「費用を抑えられるところがあったのではないか」という意見があったりと、慣れていないテーマにも全員が必死で考えている様子でした。
休憩中はたくさん使った頭を休ませながら、お世話になった方々にどうお礼をするか・自分たちの活動をどう発信するかについても話し合いました。
いよいよ、参加者が自身について振り返る時間です。
初回に設定した「マイゴール」に対してどのように向き合い、行動し、変化したか。そして、その学びをどう活かしていくのかについてKP(紙芝居プレゼン)法で発表します。
過去5回の活動と番外編(自主活動)を振り返り、一生懸命紙芝居を作っていました。
そして発表。一人一人の発表が終わるごとに、みんなで付箋紙にメッセージを書いて渡しました。この活動でお世話になった、飯塚さん・大口さん・野呂さんも中高生の発表を聞きに来てくれました!
「意見を言えるようになった!」「やりたいことが見つかった!」「認められて自信がついた!」「自分を変えることができた」と、自身の発見や成長について堂々と語っていました。
その後、「スパイラルの活動を通して見えてきた、社会に対する問いや疑問」というテーマで質問づくりを行いました。「なぜターゲット設定が有効だといわれているのだろうか」「どのようにしたら伝えたいことが効果的に伝わるのだろう」など、どの参加者もひとつ以上問いを持ち帰ることが出来ました。
最後に全員で円になり、「今後深めていきたい問い」と「未来に向けたチャレンジを」共有して終了となりました。
今年度のスパイラルの活動は、今回で最後となりました。半年前から続けてきたプロジェクトを通して、中高生一人ひとりが自身の課題に向かって見えないところでもチャレンジしていたんだなと今回感じました。そのチャレンジと成長を、今回見取ることが出来てとても嬉しく思っています。
次年度のSPiRALに向けても動き出しております。
今後も、この活動を温かく見守っていただけると嬉しいです。
【SPiRAL大学生スタッフ 河合祥希】