未来にふみ出す学びを 子どもたちへ

お知らせ・活動レポート

【活動レポート】川東小学校6年生キャリア教育授業

2017年12月07日 更新

こんにちは!学生スタッフの河合祥希です。
12月4日(月)、新発田市川東小学校6年生対象に、4・5時間目を使ってキャリア教育授業を行いました。

今回のテーマは以下の2つです。
①自分のいいところを見つけよう
②みらいに繋がる「たね」を見つけよう

まずはアイスブレイクとして、3択クイズを行いました。
「いまある仕事の種類はどのくらい?」「そのうち何%くらいの仕事が今後10年以内になくなる?」。生徒達からは、「そんなにたくさんあるんだ」「半分の仕事がなくなるじゃん!」という声が聞こえてきました。


次に、5つのグループに分かれてスタッフによる紙芝居トークを行いました。

私は問題児だった小学生時代を振り返り、そのときどのような気持ちだったか、どんな風に考えて自分を変えていったかという話をしました。少しやんちゃな子も自分の生活と照らしながら私たちの話を真剣にくれました。また、「自分も同じ境遇なんだ」と言いながら、共感してくれる子もいました。


続いて、「友達からみた私」というワークを行いました。
このワークは友達の良いところや、向いていそうな仕事を5人で書き合うというものです。時間内に書ききれないほど沢山書いている子や、終わった後に友達同士で嬉しそうに書いてもらったことを共有する子もいて、互いの良いところを見つめ合うということの楽しさ・大切さを感じてくれたかなと思います。

その後、給食の時間。私たちも一緒に給食を食べさせて頂きました。
「大学生ってどんな勉強をしているの?」「今の小学生ってどんな遊びが流行ってるの?」などの話題から、互いのことを知ることができる良い時間となりました。

休み時間も一緒に遊びました!


休み時間が開けて、5時間目の授業がスタート。
この時間は「みらいづくりワーク」というワークを行いました。
これは、「やりたいこと」「できること」「社会に求められていること」の3つの円の重なり部分を意識して、自分の中に眠っている”みらいに繋がるたね”を見つけるワークです。私が驚いたのは、「社会に求められていること」の欄をしっかりと書けていたというところです。北朝鮮問題、政治に対する意見、育児放棄の問題など様々な問題意識を生徒たちは表現していました。

その後、隣の友達とインタビューし合いながら意見を深めていきました。互いに考えていることを語り合うことで、友達からもいい刺激を受けることができたのではないかと思います。

そして最後に、自分のみらいのたね=みらいにつながるキーワードを
みんなで大きな声で宣言して終了となりました。

 

【児童の感想】
・自分のいいところを見つけて、そのいいところをどんどん伸ばしていきたいなと思いました。相手の未来も、自分の未来もことが大事だと思いました。

・自分のことがこの世の中のためになることをなかなか考えないのでいいけいけんになった。

・じぶんにもたねがあるということがわかった。

・穴水先生とシートみて話したらじぶんでもきづかなかたけど、「人のために役立つ仕事がしたいの?」ときかれて、自分でも「そうかな」と思った。知らなかったことを知ることができました。

・未来はいつでも決められる。今回で、未来をよく考えられたので楽しかった。いろんな人の話も聞いてみたかった。とても楽しかった。

・本音をたくさん言えてよかった。

・今日、話を聞いてみんなそれぞれの未来があるんだなと思った。

・未来をよりよくしたい。未来は大事だし、作らなければ行けないことがわかった。

 

今回は、スタッフに加え大学生3人という5人体制で1人ひとりをじっくり見ることができました。また、生徒たちにとっては初めてみらいを描く機会になったのではないかと思います。ワーク中の様子や振り返りの様子を見ていると、生徒たちは自分たちのみらいについて考え、語るということに対して楽しさを感じているようでした。
これから、この授業を機に、なにか少しでも考え方や行動に変化が現れるとうれしいなと思います。

【みらいずworks 学生スタッフ 河合祥希】