【活動レポート】味方中学校 キャリア教育授業①
2017年09月21日 更新
こんにちは。みらいずworksインターン生の江村惇(東北芸術工科大学2年)です。
今回は8月29日に味方中学校で行われた、総合的な学習の時間全3回を使って実施するキャリア教育授業
第1回目の様子をお伝えします。
第1回目の今回は平澤興先生のご子息である平澤正人さんからご講演いただきました。
講演会の前に、平澤興先生についての年表を見ながら「質問作りワーク」を行いました。
各班で質問を考える前に、ルールの確認をします。「できるだけたくさんの質問をする」「質問について話し合ったり、評価したり、答えたりしない」「質問は発言どおりに書き出す」「意見や主張は疑問文に直す」の4つを意識し、大学生スタッフもサポートに入りながら、1度全体で質問づくりの練習をしました。
練習が終わり、質問の作り方がわかったところで、次はいよいよ各班ごとの作業に移ります!年表を広げて疑問に思ったことを、できるだけたくさん付箋に書いていきます。
その後、たくさん出た質問の中から問いを2つに絞り、クラス全体で共有します。「医者以外になりたいものはなかったのか」「なぜ出兵の対象にならなかったのか」など、様々な視点から質問があげられました。
質問作りで平澤興さんに興味をもった状態で子どもたちは、平澤正人さんの講演会を聴き、先ほど作った質問をしていきます。
平澤興先生が夜22時に寝て朝2時にに起きる4時間睡眠、で残りの時間は全て勉強に費やすという努力をされていたというお話や、父との激しい交渉の末に村大学で基礎医学を専攻することを決意するが父からの仕送りが約束通り来なくなり、それが自分を焚きつけたなどの話に、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。
質問の時間では、「どうして出兵の対象にならなかったんですか?」という質問に対して、「当時の国立大学の教授といえば特別な存在だったため召集がかからなかった」という答えがありました。今とは違った教授の立場に中学生は驚いていました。
平澤興先生の生き方を質問することで、年表を読んだだけでは分からなかったことを具
体的に知ることができ、より深い学びにつながった有意義な時間になりました。
第1回の今回は平澤先生の生き方、大切にしていたものについて学びました。
次回は大学生が自分の人生について紙芝居形式で発表し、それを踏まえ中学生が生活する中で意識したいことを見つけます。
「インターン生 江村惇」。