未来にふみ出す学びを 子どもたちへ

お知らせ・活動レポート

【活動レポート】新発田中央高校 キャリア教育授業②

2017年09月21日 更新

こんにちは、みらいずworksインターン生の長田萌花です。

9月19日(火)、新発田中央高校のキャリア教育事業の第2回として、大学生による「みらいずトーク」を行いました。
大学生と高校生が対話を通じて、一緒に未来を考えるみらいずトークに、今年は総勢29名の学生スタッフが集まりました。高校生に伝えたい思いを胸に、一つのチームとして授業に臨みます。

 

 

大きな流れとしては、学生が自分の人生を通して高校生に伝えたい熱い思いを紙芝居にして披露します。そのあと、高校生が自分自身の未来について考えられるようなワークを行いました。

今年の紙芝居のテーマは「でこぼこ」です。自分が経験した楽しいことや嬉しいこと、また悲しかったことや辛かったこと、それぞれ自分だけのエピソードを持っています。でこぼこした人生を経て、学生になった今だからこそ高校生に伝えたい思いを、12分間の紙芝居にギュッと詰めて熱く語りました。真剣なまなざしで紙芝居を聞く高校生たちの姿勢が印象的でした。
紙芝居を聞いた後に書いてもらった感想シートには「自分も好きなことを見つけてがんばりたいと思った」「失敗や挫折も自分の力になることがわかった」など、前向きな感想が見られました。

 

 

2人の学生の紙芝居を聞いた後は、高校生自身も自分の人生の振り返りを行いました。これまでにどんな出来事が起こったか、自分はどんな気持ちだったか、ワークシートにたくさんエピソードを書いてくれました。自分にもいろんな経験があったこと、自分だけの人生の波があったということに気付くことができたのではないでしょうか。

 

 

高校生が今の自分につながる自分の人生を振り返ったあと、今度は学生スタッフと一緒に自分の未来を描きます。これからの人生で、「自分に起こりうる出来事は何だろう?」「どんなことが起こってほしいかな?」ということをグループで楽しく考えました。「家庭をもちたい」「仕事でがんばりたい」「海外に行きたい」など高校生たちの自由な発想で、各グループで盛り上がっていました。

 

 

自分の未来を描いたうえで、次は高校3年間のことも考えます。紙芝居やワークを通じて考えた、自分が人生で大切にしたいことのために、高校生活では、自分がどんな姿になっていたいか、どんなことをしたいかを、個人のワークシートに記入します。それぞれ自分の目指したいものや、目標を見つけるきっかけになったのではないでしょうか。

 

このみらいずトークは新発田中央高校のキャリア教育事業の一つとして、学生という立場だからこそできた授業になったと思います。高校生にとって、年齢が近いけれど、自分よりも多くの経験をしてきた大学生だからこそ話せることもたくさんあったのではないでしょうか。高校生にはこの授業を通じて、高校生に他の人の人生を受け入れることや自分の未来を考えるきっかけにしてもらいたいと思っています。また、この授業や高校生自身が考えたことが、今後の高校生活にもつながってほしいです。

 

 

 3か月をかけて学生が中心になってこのみらいずトークを進めてきましたが、苦労もたくさんありました。高校生にどういうことを考えてほしいのか、学生が高校生に対してできることは何か、スタッフで模索しながら進めてきました。今回私は、全体のリーダーとして活動してきましたが、大きな企画を進めていくということに不安もありました。でも、学生スタッフ一丸となり、この授業を無事終えることができました。自分にとっても成長のきっかけになった授業だったと思います。

【みらいずworksインターン生 長田萌花】