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お知らせ・活動レポート

【活動レポート】漆山ウォークラリー

2017年09月21日 更新

こんにちは!みらいずworksインターン生の児玉彩です。
2017年9月15日(金)、新潟市立漆山小学校にて「漆山ウォークラリー」が開催されました。漆山ウォークラリーは、まちの歴史的建造物や企業・施設を訪れ、漆山の歴史や魅力を発見することを目的とした学校行事です。それに加えて、ウォークラリーで得た学びを詰め込んだ「カルタ」をつくり、地域の人に発信するという目的もあります。今回みらいずworksは、そのプログラムづくりのお手伝いをさせていただきましたので、報告をいたします。
 
この日は絶好のウォーキング日和。漆山小学校の全校生徒約170名の子ども達が、それぞれ縦割り班になってまちへと繰り出していきました。
子ども達は各建造物や企業の場所、通称「漆山のおたからポイント」へ行き、その場についてのクイズを解いていきました。普段の授業とは雰囲気も形式も異なる学びの場。日頃から歩きなれているまちでのウォークラリーでしたが、クイズを解くことに楽しさを見出した子どもたちは「もっと他のポイントにも行こう!」と、自ら率先してまち歩きをしていたようです。

ワークシートを用いながら、一つひとつのポイントを制覇していきました。

午後は「漆山おたからカルタ」をつくるため、ウォークラリーの振り返りを行いながらカルタの下書きを制作しました。
「行ったポイントでどんなものを発見した?」「どんなことを感じた?」という問いのもと、班ごとに意見を共有し合い模造紙に書き出しました。子ども達からは「企業の人に見せてもらった機械がすごかったんだ!」「帰り道の風が気持ち良かったんだよ!」というような、発見や感想が飛び交いました。子ども達自身も他の子達の意見を聞くことで、自分だけでは気づかなかった新たな価値観に気づけたのではないでしょうか。

その後はいよいよカルタづくり。振り返りの模造紙に書き出したキーワードを用いながら、漆山の魅力が詰まったカルタの制作に取り掛かりました。
子ども達は身を乗り出し、試行錯誤しながら言葉の組み合わせを考えていきました。読み札を作り終えた班は絵札も制作。絵を描くのが得意な子が進んで絵札を描きだしたり、高学年の子が「私と一緒に絵を描こうよ!」と、低学年の子に声をかけて絵札づくりに励んだり。微笑ましい光景が何度も見られました。

そうしてカルタづくりの時間が終わるころには、合計約48組のカルタが完成しました。最後にはすべてのカルタを体育館の壁に展示し、全員でギャラリーウォークを行いました。各班のメンバーが協力し合ってつくった数々の作品を目の前にして、子ども達も満足げな様子。見ている私たち自身も「へぇ~、そうなんだ!」と思ってしまうような、子ども達の目線で見たからこその魅力が詰まった「漆山おたからカルタ」ができました。
このカルタの下書きは後日「ジャンボカルタ」というカルタに改めてつくり変え、文化祭で披露するのだそうです。今後も漆山小学校でのカルタづくりは続いていきます。
 
今回の漆山ウォークラリー&カルタづくりでは、子ども達一人ひとりのいきいきとした表情が印象的でした。普段あまり関わりのない他学年のメンバーと共に、カルタづくりを終えた時の達成感・班の一体感は、かけがえのないものだったのではないかと思います。皆と協力してものを作り上げることの喜びや楽しさを、是非これからの学校生活の中でも大切にしてもらえたらと思いました。

文責:インターン生 児玉彩