【活動レポート】社会教育主事特講in北海道教育大学
2017年08月12日 更新
今年で3年目になる、社会教育主事特講in北海道教育大学札幌駅前サテライト。
「学校・地域の協働体制の確立と社会教育主事の役割」をテーマに宮前耕史先生(北海道教育大学釧路校)、近江正隆さん(ノースプロダクション)の3人で講師を担当させていただいています。
まずは、宮前先生より地方創生における地域に根ざした教育や教員の必要性の理論。
地域創生とからめて、「地域活用型」から「地域創造型」の教師や学校が求められている。
「ふるさとを学ぶ」「ふるさとで学ぶ」から、「ふるさととともに学ぶ」「ふるさとのために学ぶ」という視点が大切になる。
まさにそれは、地域と学校がパートナーとなることというお話が腑に落ちました。
続いて近江さんより地域と学校協働の意義を農村ファームステイを事例に紹介。
未来が予測できない困難な時代だからこそ、困難を乗り越える力を地域で身につけることが必要なんだと
地域側の視点から力説されました。
その後は、「ワークショップのすすめ」で掲載されているビジョン共有のワークや熟議の場づくり研修を小見が担当しました。
(ワークショップのすすめの後半はこちらでどうぞ)
地域と学校の熟議をする上で必要となるファシリテーションの考え方やスキルを学ぶワークも実施。
えんたくんも使いながら、社会教育主事としてどんなことができるか、やりたいのかもう一歩深く考えました。
最後は浦幌で実際に現場をまわす地域と学校のコーディネーターの森彩花さん、
地域おこし協力隊の立野里奈さんが最新事例も紹介しました。
理論、先進地事例、スキルアップワークに加えて、パッションも!
5人でつくるフルコースな1日となりました。
ここで共に学んだ社会教育主事のみなさんが北海道内で活躍され、
未来の担い手が育ち、地域づくり、人づくりがますます進むことを祈念します。
同じ想いの仲間が各地でできることは、本当に嬉しいことです。みなさん、ありがとうございます!
社会教育主事講習は各地で実施されていますが、内容は各大学や運営する各行政に任されています。
社会教育主事として地域と学校をつなぐ役割はますます重要になってくるので、
他の地域でも「地域と学校の協働」についての学びが充実していくよう発信・提案していきたいと思います。
【小見 まいこ】